2017/05/20

STUDIO73アーカイブvol.37 山下洋輔Solo Concert

<vol.37>
1985.9.14
 山下洋輔Solo Concert

1985年9月、初めて山下洋輔さんをSTUDIO73にお迎えしました。1985年と言えば山下さんが初めてのアメリカツアーを敢行しニューオリンズ、セントルイス、ニューヨークなどのライブハウスに乱入した(その辺のことは山下洋輔著「アメリカ乱入事始め」に詳しく記されている)その帰国直後。まだ興奮が続いているかのようだった。
マネージャーの村松G氏が先に会場入りしピアノや照明をチェックしている間、私はたった一人で山下さんの宿泊先の梅田のホテルのロビーに緊張して立っていました。「はじめまして~」と挨拶。そう、ファンの一人として会場で聞くばかりで、面と向かってお会いするのはこの時が初めてだったのです。
そして二人でJR京都線に乗り込み、つり革に掴まりながら高槻まで向かったのです。しかしその時はまだ、一緒に電車で会場入りするということが、どんなに山下さんを驚かせたか気付いていません~車かタクシーでお迎えするのが常識なのに、車だと1時間以上かかるが電車なら20分という計算だけで当然にように電車に乗せてしまった・・・それ以降、何度もこの主催者と電車に乗って会場入りした、後にも先にもない経験を山下さんは笑い話しとしてあちこちで披露されるのです・・・



当時STUDIO73のステージは一段高いところにありました。 ピアノは初代のGROTRIAN。


満員の聴衆に囲まれて演奏されたのは、

ラウンド・ミットナイト
リズマニング
オーバー・ザ・レインボウ
枯葉
p.s.I love you
仙波山
ユーモレスク
サマー・タイム
シークレット・ラブ
Dont mean a thing
トロイメライ
ボレロ

そしてアンコールは、チュニジアの夜





チラシは何と手作り!!
時代を感じさせますね〜これでは本当に山下洋輔さんがやって来るとは
信じられなかった人がいたこともうなずけるかも?!