2014/06/28

野坂操壽さん

今年の全国学生邦楽フェステイバル<2014年8月9日〜10日>のプログラムのひとつ、
「邦楽鑑賞会」は八橋検校生誕400年祭がテーマ。
邦楽界を代表する奏者が集い、合奏する素晴らしい機会となりそう。

その中で箏協奏曲「みだれ」の奏者9名が揃うリハーサルが今日、STUDIO73で行われた。
箏独奏の野坂操壽さんがこの箏協奏曲を作曲した高橋久美子さんとの繋がりを話されたのちリハーサルが始まる。
それは実に明快、明確そして愛の溢れる指導で、
みるみるうちに生き生きと躍動感のある「みだれ」になっていくのをじっと聴き入る。


各奏者の技量の高さは勿論すごいが、
何より野坂操壽さんの抓む箏の音に魅せられる。
そして何て魅力的な指導だろう!

あと一回リハーサルが行われた後、本番を迎える。
この素晴らしい演奏を一人でも多くの人に聴いてもらいたい!

2014年8月9日(土)18:40開演
京都府民ホールアルティ
前売3,500円 当日4,000

出演
野坂操壽 
江野俊江、片岡リサ、菊重精峰、  
香田律子、小石雅楽和、飛山百合子、中川佳代子、林美音子


 

2014/06/24

雨季のラーガ

今にも雨が落ちてきそうな夕暮れ、雨季のラーガが演奏された。
雨季のラーガの数曲ある中から選ばれたのはJayant Malhar。
それは初めて耳にするラーガ。

透明な空気を感じ、そして雨の風情を感じる1時間半だった。


聴く人たちの深く聴き入る姿にも魅せられて。



2014/06/14

井上憲司さんと逆瀬川健治さん

北インド古典音楽が初めてSTUDIO73で奏でられたのは1992年の秋。
シタール奏者、井上憲司さんとタブラ奏者、逆瀬川健治さんだった。
この二人の音楽に出会えたからこそ、
インド音楽の奥深さ、面白さに引き込まれ、度々演奏して頂くことになった。

2010年以降、私たちが主催をすることがなくなってからも、
こうして何度もSTUDIO73で演奏して下さるのはこの上なく嬉しい。
しかもどんどんディープな世界へと沈んでいく・・・
一日の演奏が1曲のみ、2時間あまりというインドの時間が流れる。

聴く人たちは思い思いに音楽に身を委ねる〜
静かに始まり徐々に熱気が充満してくる、不思議な空間へと。



写真は2011年9月のステージのお二人。


今回は「雨季のラーガ」が演奏される。
雨季のラーガにはいくつか曲があるそうだが、どんな曲が選ばれるのだろう?
北インド古典音楽ではプログラムは演奏するその時の天候やムードによりシタール奏者が決めるので、
私たちも音が始まるまでどの曲が選ばれるのか、いつもドキドキしてしまう。


北インド古典音楽
「雨季のラーガ」

2014年 6月21日(土)
開場4:30p.m.   開演5:00p.m.

出演
シタール/ 井上憲司
タブラ/逆瀬川健治

料金
前売券   ¥3,000
当日券   ¥3,500
学生    ¥2,000            

会場
STUDIO73