2012/08/18

高瀬佳子ピアノリサイタル

9月22日に高槻現代劇場にてピアノリサイタルを開く高瀬佳子さんから
メッセージが届きました。
 
 
 
 
 
 「演奏を通して、それぞれの作曲家の、人間としての豊かな個性を少しでも感じとっていただき、その生き様を描いたような魅力的な作品に共感していただけたら、という思いからプログラムを組みました。
 
 曲目は、ベートーヴェン晩年の深い絶望と生きる喜びが凝縮されたようなソナタを中心に、ロマン派の旗手であるシューマンらしさが滲み出ている小品の数々、大変親しみ深い歌をモーツァルトの素晴らしいセンスで聴かせる変奏曲、多くの人々から愛され続けているショパンのポロネーズや舟歌、聴力を失ってからも書き続けたチェコのスメタナの作品、そして十河陽一の愛らしい小品を並べてみました。

 すでに三度目となりますが、将来を担う感受性豊かな青少年たちにもリサイタルに来ていただきたいと願い、小・中・高校生50名をご招待しています。
 毎回多くの子供たちが想像以上に良いマナーで聴いてくださり、嬉しい感想も沢山いただきました。中には、初めて音楽ホールに入場したことだけで感動した子供がいて、驚きと共にこのような機会を作ることができたことに喜びを感じました。
 そして恒例になっている公開リハーサル&プレイベントも、9月13日(木)午後6時30分から予定しております。今回のプレイベントのテーマは「十人十色のピアニストたち!」 
 すでに演奏希望者の申し込みを多数受けており、年齢も異なるいろいろな方に演奏参加していただいて、音楽の面白さを分かち合おうと思っております。
 
 今回もまた「高瀬佳子を聴く会」という私の演奏活動を支えてくださっている方々の集まりが主催してくださいますし、高槻まちづくり株式会社が淀川・高槻市鵜殿のヨシ紙を提供してくださって、それを当日お配りするプログラムに使わせていただきます。そして、高槻市教育委員会が後援してくださることで、小・中学校にチラシを配っていただくこともできました。
いつもながら様々な方のお力を借りて開催させていただきますリサイタル、この幸せに感謝しながら、今の自分にできる精一杯の表現をしたいと思っております。        
                              高瀬佳子」



高瀬佳子ピアノリサイタル

日時:2012年9月22日(土・祝)午後2時開演(午後1時30分開場)

会場:高槻現代劇場中ホール

主催・問い合わせ:高瀬佳子を聴く会 ℡072-685-0466(アートデアートビュー内)
共催:公財)高槻市文化振興事業団
後援:高槻市教育委員会
協力:高槻まちづくり株式会社 ムジカ工房 STUDIO73 アートデアートビュー 
   カワイ楽器高槻ショップ

入場料:一般  前売り3000円 当日3500円
(全席自由)  友の会 前売り2700円 当日3150円
★小・中・高校生50名ご招待

チケット取り扱い:
●高槻現代劇場 072-671-9999 (受付は午前10時~午後5時)
 高槻現代劇場HPからインターネットでもお求めいただけます
●アートデアートビュー 072-685-0466(火曜日定休日)
●ムジカ工房 072-689-0727
●STUDIO73 072-661-7300
●ぷちばんさん 072-685-7068
●カワイ楽器高槻ショップ 072-681-2731


★プログラム
・シューマン   色とりどりの小品より

・モーツァルト 「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による
         12の変奏曲(きらきら星変奏曲)

・ショパン       舟歌 Op.60
         ポロネーズ Op.53(英雄ポロネーズ)

・ベートーヴェン ソナタ第31番Op.110

・十河陽一    3つの小品

・スメタナ    夢~6つの性格的小品~より「ボヘミア農民の祭り」


公開リハーサル&プレイべント「十人十色のピアニストたち!」
 
9月13日(木)午後6時30分開演(午後6時より入場受付)
リサイタル直前のピアニストの準備・練習の場を見学できます。欧米では演奏会のリハーサルがしばしば無料で公開され、一般の人が音楽を創造する場を身近に感じることができる機会が提供されています。ぜひ公開リハーサルにも足を運び、緊張感あふれる瞬間を体験してください!曲にまつわるお話なども聞くことができます。

また今回はプレイベントとして「十人十色のピアニストたち!」も開催いたします。
多くの作曲家たちは音楽を楽譜として残してきました。楽譜はそれを読み取り演奏することによって、音楽を再現できるという便利なものです。しかし、同じ楽譜でも、それぞれの人間によって演奏されるものですから、全く同じ音楽にはなりません。これは現代劇場中ホールの舞台で、何人かの方に、同じ曲をスタインウエイのピアノで弾いていただき、演奏によって同じ曲がそれぞれこんなに違うということを皆さんに聴いて楽しんでいただくというイベントです。是非ご参加ください!

★あなたも演奏してみませんか?
演奏参加者を募集しています。希望者はメール(takasekikukai@gmail.com)や電話(072-685-0466)にてお知らせください。
演奏曲は、楽譜を高槻現代劇場やカワイ楽器高槻ショップ(JR高槻駅前松坂屋・南側)で無料で受け取ることができます。また上記のメールやお電話にご連絡くだされば、メールでの送付や郵送もさせていただきます。年齢不問、初心者から上級者までレベルも問いません。少しでもピアノを演奏できる方、譜読みが簡単な曲ですのでどうかお気軽にご参加ください。尚、希望者が多い場合は先着順とさせていただきます。

★小・中・高校生を50名ご招待
初めてクラシック音楽を聴いたのはいつでしたか。心に残るクラシック音楽はありましたか。
クラシックは作曲家が楽譜に書いて残した音楽です。そこには、作曲家の生きた場所、時代などが影を落とし、作曲家自身のさまざまな想いや生き方がこめられています。そして、今でもこうして愛されているのは、きっと今の私たちにも共感できる大切な何かが含まれているからで、それは時に勇気を与えてくれる励ましであったり、優しい慰めだったりします。
今回は、クラシックにあまり馴染みのない若い人たちに、聴きに来ていただこうと、小・中・高校生を、50名をご招待いたします。どうか、ふるってお申し込みください。(応募多数の場合は抽選。抽選日は8月20日、チケットの発送をもって発表に代えさせていただきます。)  


2012/08/13

第18回全国学生邦楽フェスティバル

楽しく、かつ怒濤の2日間が終わった・・・
この大きなイベントに関わってきた全ての人たちの熱い想いを何度も何度も感じ、そして勇気をもらった。




 1日目の朝早く、ワクワクしながら京都芸術センターの門が開くのを待っている





鑑賞会のリハーサル風景

邦楽界のこれからを引っ張って行く若手奏者の何と素晴らしい演奏!!
舞台を降りると学生に向けての講習会、調弦、アドヴァイスと会場内を走り回って大活躍





古典曲をじっくりと勉強する学生たち
先生方の熱心な指導には頭が下がる思い


そして何よりもこのフェスティバルを一人で続けて来られた「えん」の伊藤和子さんに深い感謝を〜
伊藤さんのためならとこんなにも多くの人たちが応援に集まって来ているのですよ。







2012/08/04

ダンスリー・ルネサンス合奏団コンサート

日本における古楽(EARLY MUSIC)演奏の代表と称される
「ダンスリー・ルネサンス合奏団」の結成40周年を記念して開催されるコンサート


1972年、リュート奏者岡本一郎を中心に結成され、古楽の楽器〜リュート、ヴィオール、レベック、フィーデルなど〜と歌により、中世・ルネサンス時代のヨーロッパ音楽を演奏。

フランス、日本の各地でコンサートを開催、アルバム制作も多数、現在まで素晴らしい活動を続けている。

今回は結成40周年のヒットメドレー「久しぶりだよ、ダンスリー」と銘打ってこれまでCDに収録された名曲が演奏される。





第1部 中世ーフランス・スペイン・ドイツの音楽
 第2部 ルネサンスーフランス・スペインの歌と舞曲

<出演>
リュート、編曲、ディレクター岡本一郎
レベック、フィーデルパク・コニル
ヴィオラ・ダ・ガンバ、フィーデル:坂本利文
リコーダー、ゲムスホルン 中村洋彦
リュート:野村明日也
ソプラノ:松井智恵 

<日時>
2012年9月15日(土)
16:30開場 17:00開演

<会場>
兵庫県立芸術文化センター 神戸女学院小ホール

<料金>
前売¥3,000
当日¥3,500
学生¥2,000

<チケット取り扱い>
芸術文化センターチケットオフィス
0798-68-0255
 
<お問い合わせ>
ダンスリー・ルネサンス合奏団 0798-51-0321
サクソン・イベント室 072-672-7512
(これはSTUDIO73のオフィスです)




2012/08/03

全国学生邦楽フェスティバル

暑い京都で熱いフェスティバルがいよいよ始まる!





今年で18回目を迎える全国学生邦楽フェスティバルが
京都芸術センターにて8月11日(土)12日(日)の2日間開催される。

このフェスティバルの実行委員会事務局の伊藤和子さんが主宰される邦楽普及団体 「えん」の一人として毎年参加している。
まあ、裏方の仕事というところ。

参加大学は、
北は岩手大学から南は鹿児島大学まで42大学に及び、
回を重ねるごとに大学を卒業してからもこのフェスティバルで出逢った仲間たちとチームを組んで演奏をする人たちが増えているのが、嬉しい。



そして何よりも凄いことは邦楽界の一流の演奏家の方々の2日間の仕事ぶり!

この日のために自ら作曲した「講習会」の曲で、指導を一日びっしりとして、
終わるとすぐに演奏会のためのリハーサルをして、
その夜は一般のお客様も入って頂く「邦楽鑑賞会」で実に熱のこもった演奏をし、

そして次の日は朝から夕方まで、学生たちの演奏会「若者による邦楽コンサート」。
舞台そででのお琴の調弦、つまり裏方をこなし、演奏に対してはアドバイスをし、
終演後には交流会で学生たちと食事をしながら語らい・・・

何と濃い2日間だろう〜
この場での交流が学生たちに熱い想いを注ぎ、全国に邦楽を着実に広めていることは間違いない。

個人的にはいつまで体力が続くかな〜という心配がつきまとうのだが。

「講習会」も「邦楽鑑賞会」も「若者による邦楽コンサート」もいずれもどなたでも聴講したり、鑑賞できる。是非、生き生きとした日本の音楽に触れて下さい!