2013/12/17

中野亘陶展 十二の月

法然院での中野亘さんの展覧会に松井智恵さんと行く。
南書院は障子からの光りが温かい。








奥の床の間に飾られている花器と茶器
その佇まい〜しばらくその場から離れられない。





南書院の片隅で次の日曜日の「LA 萠 DIE」の堅田教会でのクリスマスコンサートの打ち合わせを
中野亘さんと松井智恵さんとする。
実は中野さんは「LA 萠 DIE」の舞台美術を長く制作している。
彼の愛情溢れる素敵な美術に囲まれて歌うのは本当に幸せなこと。


堅田教会はヴォーリズの設計による建物で味わい深い雰囲気を漂わせている。
中野さんの頭の中にはどんなイメージが膨らんでいるのだろう?












2013/12/14

明日はクリスマスコンサート

明日は「LA 萠 DIE 2013」クリスマスコンサート
寒くなりそう〜カトリック高槻教会は石の床なので暖房をしていても
底冷えする。
どうか暖かくして聴きに来て下さい。

昨年のリハーサル風景
今年はどんなコンサートになるかな?


2013/12/11

STUDIO73アーカイブvol.3岡田征士郎

<vol.3>
1980.1.20
第2回ドン・キホーテコンサート
「バリトン・リクエストコンサート」

岡田征士郎(バリトン)
皆見隆夫(ピアノ)



プログラム51曲の中から、お客様がリクエストされた曲を歌うという趣向。



リハーサル風景。
この頃は現在とは異なり、ステージがちゃんとありました。
ピアノも初代のグロトリアンで、木調の美しい姿です。


STUDIO73アーカイブvol.2エコ・エレガンテ

<vol.2>
1979.11.18
女声アンサンブル「エコ・エレガンテ」
ティータイム チャリティコンサート 
やまもとゆうこ作品集


エコ・エレガンテ(女声アンサンブル)
浦山弘三(指揮)
広兼啓子(ピアノ)
やまもとゆうこ(お話)




たった1枚しか残っていないチラシ、かなり汚れてる・・・


2013/12/09

STUDIO73アーカイブvol.1服部節代・水原琢秀

 最近オフィスで、これまで制作してきたコンサートのチラシや写真を整理する時間を
ようやく持てるようになり、
このSTUDIO73通信に記録を残そうと思い立ちました。
何しろ膨大な数ですので、どれくらいの時間が掛かるか分かりませんが、
のんびりアップしていきたいと思います。
まずは・・・1回目

<vol.1>
1979.11.11
第1回ドン・キホーテコンサート
 「ピアノとクラリネットの夕べ 」

服部節代(ピアノ)
水原琢秀(クラリネット)
井伊陽子(ピアノ)



 オープンした時は小ホール「ドン・キホーテ」の名前でした。
チラシの下に広告までもらっていますね。




2013/11/28

山下洋輔New York Trio



結成25周年の山下洋輔New York Trioを京都・RAGで聴く。
25年前からずっと聴いてきたが、
今夜の三人の音楽の何と瑞々しいことだろう〜!!
躍動感に溢れ、叙情的。
ひとつひとつの音の美しさに感動する。
何というトリオだ!



どこにもない山下洋輔さんだけのトリオ。
どうかいつまでも演奏を続けて欲しいと心から願う。




2013/11/27

第6回悲願会

東日本大震災によって他界された方々、さらには犬、猫、牛、豚、鶏、魚など全ての生きとし生けるものの成沸を信じ、
被災された方々の悲しみに寄り添い、被災地の復興に関わる決意を表し、それぞれが今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える5日間

京都鹿ヶ谷、法然院の1日目


「東北関東大震災 物故衆生乃霊追悼法要」に参列する。

続いて書院にて開催されたコンサート 

 福原左和子<箏>、秋人<歌・ギター>さんのデュオ。
 久しぶりに聴く福原左和子さんのきりりと美しい箏の音。

そして帰りに、法然院の庭にある陶芸家、中野亘さんの「聞思得修信之庭」に寄る。
落ち葉の姿も美しい。







2013/11/23

アフガニスタン山の学校支援の会

第10回「アフガニスタン山の学校支援の会」現地報告会(大阪)に参加。



写真家、長倉洋海さんが20年余りのアフガニスタンでの取材を通じて知り合った、
パンシール渓谷ポーランデ村の子ども達の安心して学べる環境つくりの支援を目的として、
2004年に設立された「アフガニスタン山の学校支援の会」。

毎年、長倉洋海さんや会の運営委員の方達が現地を訪問されていて、
子ども達との交流の様子や支援活動の報告を聞く機会が
1年に1度あったが、当初から活動を10年間と設定されていて、
これが最後の報告会。

長倉洋海さんの写真のスライド上映とお話を聞く。
私たちのできることは本当に僅かなこと〜しかし長倉洋海さんが語る
「子ども達がはばたけるための一助になれれば 」
という気持ちは同じ。

子ども達の幸せを祈り、見守るのは大人の務め。
それはこれからも・・・ずっと。



写真集や書籍の販売も会の活動の支援に。
向こうでサインをする長倉洋海さん



2013/11/16

LA 萠 DIE 2013 クリスマスコンサート

LA 萠 DIE(ラ・モエディ)
天使の歌声と評されて日本国内はもとより、
フランスを中心にヨーロッパでも活躍しているソプラノ歌手、
松井智恵さんにより結成されたコーラス・グループです。
透明感あふれる、自然な発声による素直で暖かなハーモニーは聴く人を優しく、柔らかく包み込みます。

LA 萠 DIE1992年から毎年、
日本では数少ない、高いドーム型天井のヨーロッパの教会のようなすばらしい響きの 
「カトリック高槻教会」にてクリスマスコンサートを開いてきました。
それは300人近い方々が集う、1年の終わりの素敵な習慣。




そして22回目となる今年は、「カトリック高槻教会」と共に初めて、
大津市堅田に建つ日本キリスト教団「堅田教会」にても演奏することになりました。

ヴォーリズ建築事務所の設計による登録有形文化財に指定されている堅田教会は
1930年に建てられた木造二階建てで、可愛らしい三角屋根の会堂と先端の尖った塔、
中は素朴で暖かい雰囲気、声も柔らかく届きます。



今年のクリスマスコンサートのテーマは“星の歌は光ってた”
天上から天使の歌声が降ってくるような、そんな言い知れない深い感動に包まれたら~と願います。





2013/11/13

サン・セバスチャンで

STUDIO73地階のバール「サン・セバスチャン」で
「ワインで巡る世界一周の旅」という企画が始まった。

まずは1本を飲む。
今回は北イタリア地方。セレクトされた中から選んだのは
BARILINバルベーラダルバ 2001年
12年を経てまさに飲み頃とのこと。
果実味はしっかり、そしてまろやかな味わいでとても美味しかった。



ワインを選ぶのはとても難しいし覚えられないが、
サン・セバスチャンのシェフがこちらの好みを聞きながら選んでくれるのはいつもピッタリ!

2013/11/08

GROTRIAN Piano

STUDIO73の宝物のひとつ、それはPiano
ドイツの名器、 GROTRIAN
このPianoがここにあったからこそ生まれた多くの素晴らしい音楽。
多くの人に愛されているGROTRIANの響き。

井上鑑さんに勧められて読んだ幻冬舎新書「ピアノはなぜ黒いのか」
<著者:調律師、斎藤信哉氏>
日本独自のピアノ文化について非常に面白く読んだが、
その中にGROTRIANが短くも登場。

欧州の伝統を守り、丁寧な手造りを続ける姿勢を私はいつも感じている。
そして深く感謝している。






2013/11/02

霜月

いつの間にか11月



STUDIO73の事務所に続く道





2013/10/26

井上鑑さん

先日のSTUDIO73liveで井上鑑さんの著書「僕の音、僕の庭」を手に入れる。
鑑式音楽アレンジ論とある。
さあ読み始めよう、楽しみ!






2013/10/17

シタール

井上憲司さんのシタール
 美しさに思わず見とれる

あれっ、こんなところに鳥が?



月のラーガが

澄み渡る空に浮かぶ月のもとで演奏された「月のラーガ」
それは清々しい音楽だった。





2013/10/08

「鳥の歌コンサートin高槻」が終わりました

井上鑑さんのピアノとナターシャ・グジーさんの歌が響き合い、
ナターシャ・グジーさんのBanduraと金さんのGayaguemが寄り添う、そんな素敵なコンサートだった。
カタロニア民謡の「鳥の歌」がこうして歌い継がれていくことを願いつつ・・・



 準備中です




2013/09/19

最後の会議

「映像と音楽で楽しむ十河陽一の世界」の実行委員会の最後の会議が開かれた。
徐々に盛り上がりが見られる中、
実行委員会のメンバーは当日の役割分担を確認すると共に緊張感が高まってくる。

さあ、9月27日!





2013/09/15

北インド古典音楽「月のラーガ」

2013年4月13日、STUDIO73で演奏されたのは「春のラーガ」。
その悠々とした流れの中で、春の花が咲き始める様子を思い浮かべる内に徐々に高揚してまさに花々が咲き乱れるさまへ。100分を越える演奏だったが聴く人たちは身も心も浸っているかのよう〜
ラーガは演奏される季節や時間が定められているため、準備していても気温や天候が変わると急にプログラムが変更されることもあり、本番を迎えるまで内心どきどきしていたが、 春らしい暖かな夜にようやく聴くことが出来た。
 終演後、次は是非「雨のラーガ」が聴きたいというお客様からリクエストの声が上がる。

そして梅雨のただ中、6月29日にインドでは雨季の夜に演奏されるという 悲しく情熱的でピュアな「雨のラーガ」が演奏され、静まりかえった会場は雨の風情を感じ、深い感動に包まれたのだった。

さらに次は秋に「月のラーガ」をという声が!
そしてついにその機会がやってくる。
北インド古典音楽の神髄を感じることができるこのシリーズを続けられる幸せ。





2013年10月14日(月・祭日)
開場5:30p.m.   開演6:00p.m.
 
料金
前売券   ¥3,000
当日券   ¥3,500
学生    ¥2,000            
 
会場
STUDIO73
 
予約・お問い合わせ 
STUDIO73
 Tel(事務所)=072-661-7300

2013/09/14

飛鳥さんとフェローンが

京都のライブハウス「RAG」に行く。
山下洋輔ニューヨークトリオのドラマー、フェローン・アクラフのユニットのライブを聴く。
みやけじゅん(Ts・FL)と永田利樹(B)、そして
真ん中に金子飛鳥。

強者達の中でも強烈な個性で光る飛鳥さん。
フェローンのバンマスとしての顔はこれまで知る顔とは違っていた。










2013/09/08

ドバラダ乱入帖

久しぶりに山下洋輔さんの「ドバラダ乱入帖」を読む。

実はオフィスの書棚の整理をした。
「小説すばる」〜1992年から1993年にかけて1年間ほど山下洋輔さんが連載されたのを保管していたが、この度処分することになった。
しかし、ぱらぱらと拾い読みする内にまたのめり込み、
それらが1冊の本になった「ドバラダ乱入帖」(集英社)を入手しまた読む。
面白い!
山下家の凄すぎる歴史が洋輔さんのペン(キーボード?)に掛かるとなんともリズミカル。


そうそう、山下洋輔NEW TRIOがSTUDIO73にやって来てくれたこと
(この時が2回目だったと思う)がその中にさらっと触れられていて、私にとってはやはり大切な一冊である。




2013/09/03

連歌・鳥の歌コンサートin高槻 

 井上 鑑(キーボード、アレンジャー、プロデューサー)さんがプロデュースする
連歌・鳥の歌コンサート 」がSTUDIO73でも開催されることが決定!
   
チェリスト、パブロ・カザルスは最も大切な曲のひとつとしてカタルニア民謡「鳥の歌」を演奏していました。ホワイトハウスに招かれての演奏で、カザルスは「カタルニアでは、鳥は、ピース・ピースと鳴くのです」と語ったそうです。そうしてジョン・レノンの「イマジン」のように人類の平和な未来を願う音楽として広く親しまれる曲になりました。 
この「鳥の歌」を歌い交わし合いながら、平和への思いを伝えあおうというプロジェクトが生まれました、それが「連歌・鳥の歌」です。一曲の音楽をモチーフに様々な形態でコラボレートする表現を2013年12月29日(故パブロ・カザルスの誕生日)までの期間限定で行います。この深く静かなメロディーの下に皆さんと集い、音楽の力と平和な未来への思いを地球上に広く伝えていきたいと願っています。 
このコンサートではアーティストそれぞれの思いを込めた鳥の歌、そしてオリジナル曲や鳥の歌にちなんだ名曲の数々が演奏されます。


日時:2013年10月7日(月) 開場18:30 開演19:00

出演 :  井上鑑/ピアノ、ヴォーカル



 
   










 ナターシャ・グジー/バンドゥーラ、ヴォーカル   
 





 








 金慶子/伽倻琴
 
 

 












会場 : STUDIO73
  
予約:STUDIO73
   Tel.072-661-7300
   Email: ticket73@saxonz.com

料金:前売¥3,800 当日 ¥4,000

主催・お問い合わせ:連歌鳥の歌をきく会・関西
    Email:sobkansai@gmail.com
    Tel. 090-4644-8368




2013/08/08

お精霊さん(おしょらいさん)

京都の人はお盆を迎える8月7日〜10日の間にご先祖の霊を迎えに「六道さん」を訪れる。
正式名は「六道珍皇寺」
京都東山区松原通東大路西入る
ここはあの世(冥界)とこの世の境界の地。


参道でまず高野槙を買い、水塔婆(木札)にご先祖さまの一人一人の戒名を書いて頂く。


そして「迎え鐘」を鳴らして霊を呼び寄せ

水塔婆を線香で浄め、
地蔵尊霊前にて水回向の後納めて置く。

そしてお精霊さんには16日の五山の送り火でまた冥土に帰って頂くのだ。


このお寺には昼は宮中、夜は閻魔様に仕えたという人、
小野篁(おののたかむら)の木像と閻魔大王の像が安置されている。
このお寺からこの世とあの世を行き来していたのだ。

閻魔大王のクリアファイルが売られていたのを見て、思わず買ってしまった・・・



2013/08/05

ゆらぎシリーズ「いつくしみ」を終えて

京都ならではの、はんなりとしたお箏や柳川三味線をたっぷりと聴かせてくれた伊藤志野さん
共演の菊央雄司さんの歌や箏や三絃の圧倒的な素晴らしさ

そしてざっくばらんな話しぶりで邦楽の楽しさを伝えて下さった久保田敏子先生

 若い志野さんならではの親しさ、楽しさが溢れていた

 リハーサル中の二人
 本番ではお話しを随時に盛り込みながら


これは砂で描かれた絵
テーマである「ゆらぎ 」をイメージして画家畑ゑり子さんが制作
志野さんを囲んでいるかのよう


 STUDIO73の玄関に飾られた絵の前で微笑む畑ゑり子さん



2013/07/28

作曲家 十河陽一さんが最優秀オリジナル音楽賞を受賞!

ワールドメディアフェスティバル2013「マジックウエーブ賞~最優秀オリジナル音楽賞~」受賞
A Scene of Architecture Ⅰ 「兵庫県 木の殿堂」
制作:藤原次郎 音楽:十河陽一 



十河陽一さんが受賞されたのは、世界的な総合メディアコンクールとして知られるワールドメディアフェスティヴァル2013(ドイツ)の、最優秀オリジナル音楽賞。
32カ国604作品(日本からは NHK制作のドキュメンタリーやMBS制作の「情熱大陸 二木あい」などの作品が参加)全てに付けられた音楽の中から唯一選ばれるという、大変名誉ある賞だ。
受賞作品の「ある建築の情景~兵庫県 木の殿堂~」は映像作家、藤原次郎さんが制作したもの。
建築家安藤忠雄さん設計の「兵庫県 木の殿堂(香美町村岡区)」をテーマにした約20分間の映像で、ナレーションはなく、建物周辺の自然を含めてその風景が作品に仕上げられている。
音楽は全て十河陽一さんが今回のために書き下ろしたオリジナル作品で、この音楽が評価され受賞となった。


そして記念イベントとして、この高槻に住む作曲家をもっと応援しようと市民レベルで実行委員会組織が立ち上がり、高槻市文化振興事業団の共催を得て、受賞映像の上映と十河陽一さんのオリジナル作品によるコンサートを2013年9月27日(金)午後7時より、高槻現代劇場中ホールにおいて開催することが決定。

昨夜2回目の実行委員会が開かれ、映像の試写が行われた。
そこには木の建物とそれを取り囲む自然の美しさが静かに映し出され、
自由にのびやかな音楽が流れている〜素晴らしい!
風景の中の音と十河さんの音楽以外なにもないことがこんなにも心地良いなんて・・・


試写会の後、9月27日のコンサートに向けて真剣に話し合いが持たれた。
いかにして我らが誇る作曲家の存在を広く知ってもらうかが大きな課題。

チラシが出来上がってきた。







2013/07/25

藤井眞吾さん



ギタリスト、藤井眞吾さんの京都アートステージ567でのコンサートシリーズは
7月27日で79回を数える。
毎月開催という大変なことをさらっと続ける藤井さんだが、
初めてSTUDIO73に来られたのは、
スペイン留学中に一時帰国されて、どこかでコンサートをとダンスリー・ルネサンス合奏団の仲間、
歌手の松井智恵さんに連れられて〜1986年のことだった。
そのギターの澄んだ音に魅せられて、以来何度来て頂いたことだろう・・・

その内藤井さんのマネージャーとしての仕事もするようになり、
随分いろいろな会場でのコンサートに同行した。
STUDIO73のプロデュース公演の最後の1年間に、
これまで深く関わった方々のコンサートを開催したが、
勿論藤井さんにも出演して頂いた。
心のこもった演奏に胸がいっぱいになったことを今もよく覚えている。

藤井さんは京都大学の学生だった頃からご自身でコンサートを企画されていたが、
こうして現在も地道に活動を続けられているのは、本当に素晴らしい。
 


2013/07/22

河野甲レザーワークの世界

行ってきました、阪急うめだ本店7階 美術画廊。


入り口にて迎えてくれたのは羽根のある美しい姿


そして画廊の中に入ると奥にいたのに圧倒的な存在で目に飛び込んで来たのが

う・わあ〜〜〜〜!
怖いのだけど釘付け!
しかし何度も見ていると、可愛いかも・・・?


(写真は河野甲さんの許可を頂いて撮影させて頂きました。
とても大きい、画廊の天井に届きそうなくらいですが、大きさを表現出来ませんでした。)

明日23日まで。





2013/07/09

河野甲さん



獣貝草虫の博物誌
河野甲レザーワークの世界
作歴30周年記念展

会場:阪急うめだ本店7階美術画廊
会期:2013年7月17日〜23日

皮革造形作家、河野甲さんの作歴30周年を記念する作品展の案内が届く。
その圧倒的な存在感、美しさに魅せられて作品を見続けている。
15年位前だったろうか、
今回と同じ会場にSTUDIO73に置いている燭台を作って下さった堀田節也氏の作品展に行った時、
隣の会場をふと覗いた瞬間その作品に見入られて、私にとっては初めての行動〜
その場で作品を購入したのだ。
現在も玄関でいつも私を迎えてくれている、縦笛を吹く人。





衝撃的な出会いがあってしばらくして、あるコンサート会場でばったり河野さんに会い、
音楽を愛していらっしゃることを知った。
その内STUDIO73にも足を運んで下さるようになり、
こうしておつきあいが続いている。
 
作品制作の場には音楽が流れているらしい〜


 

 

2013/07/08

伊藤志野さん

若い箏奏者、伊藤志野さんがゆらぎシリーズを始めます。
第一回目はSTUDIO73で。

箏ってどんな楽器?どんな音楽?
そんな初めて箏を見る、聴く子ども達にも箏の面白さを伝えたい!

第一回目のタイトルは「いつくしみ
実力・人気ナンバーワンの箏・三絃奏者の菊央雄司さんも一緒に、
そして、邦楽研究の第一人者、久保田敏子先生とお琴のいろいろなお話をします。
さあ、どんな楽しい話しが聞けるだろう〜

舞台美術は畑ゑり子さん
どんな意匠でSTUDIO73が彩られるのだろうか。

真夏8月4日(日)午後1時半開演
料金:前売り2000円 当日2500円 高校生以下無料

お待ちしています!

 
 

2013/07/01

雨のラーガを終えて

6月29日午後5時、静かに低い音でラーガが始まる。
雨のラーガにはいくつかの種類があるそうだが、
その中でも雨季の夜に演奏される代表的なラーガの一つ、「Miyan Malhar」。


シタールソロの悲しいまでの美しさ〜
微分音の不思議な美しさ

満員に近いお客さまが静かに聴き入る姿にも心打たれ、幸せな時間を過ごす。
後半の若いタブラ奏者、上坂朋也さんの楽しげな表情に思わずこちらも笑みがこぼれる。

20年を越えて聴き続けてきた井上憲司さんの渾身の演奏にSTUDIO73は深い感動に包まれた。


終わって、次の季節のラーガを聴きたいうお客さまの声に
秋にまた来ますと・・・




2013/06/03

雨のラーガ

4月13日、STUDIO73で演奏された北インド古典音楽は「春のラーガ」。
その悠々とした流れの中で、春の花が咲き始める様子を思い浮かべる内に、
徐々に高揚してまさに花々が咲き乱れるさまへ。

1曲が100分を越える演奏だったが 聴いている人たちは身も心も浸っているかのよう〜
ゆったりとした時間が流れる。

ラーガは演奏される季節や時間が定められているため、
準備していても演奏する時間に気温が変わると、
急にプログラムが変更されることがある。
気温の変化が激しかった頃だったので、どうなるかな?と少々気を揉んでいたが、 
春らしい暖かな夜に、ようやく春のラーガが流れた。



終演後、身体まで解放されたと言うお客さまから次のliveのリクエストが。
そして次に弾きたい曲は何ですか?
尋ねられたシタール奏者は即座に「雨のラーガ」と答え、
じゃあ梅雨の頃にまた来ます~ということに。
       
身も心も委ねてみよう。

この二人の奏者の雨のラーガ、

どんな情景を見せてくれるのだろう・・・