2015/04/28

北インド古典音楽

シタール奏者、井上憲司さんの北インド古典音楽は、
聴いている内に自然や時の流れに身を委ねるような不思議な感覚に囚われる。
1年を通してさまざまな季節のラーガを聴くようになって、ますますその感覚が鋭くなってきた。
それはお客さまも同じで、心や身体が解放されていくようだ、と目を輝かせて話される方が多い。
       

北インド古典音楽の神髄を感じるこのシリーズ、 5月のLIVEのテーマは「春宵」。
どんなラーガが聴けるのだろうか〜

井上憲司さんのシタールは艶やかで美しく、その豊かな表現は奔放かつ繊細。
今回初登場のタブラ奏者、石田紫織さんは若手の中でも群を抜いた実力で、素晴らしい活躍を続けている。

北インド古典音楽の醍醐味は「即興」にあり。
ふたつの楽器が織りなす即興演奏がどう展開されていくのか、わくわくしながら待っている。

       





素敵な紫織さん!

2015/04/15

ながらの座・座にて

4月26日の演奏会の下見に「ながらの座・座」を訪れる。
大津駅からゆっくり歩いて15分
この看板が目印でここを左に廻る。

1645年に建てられた三井寺・五坊の一つ「微妙寺」の坊舎だった建物。
「書院」は大きな床の間、高い天井、そして何より部屋から眺めるお庭の素晴らしさ。
ここで奏でられる柳川三味線や箏、尺八の音色を思い浮かべて・・・

演奏される名曲「長等の春」の長等神社はすぐそば。



桜の散る様子も美しい。
そのまま歩いて三井寺に入り、広大な敷地に点在するお堂を巡り、
有名な「三井の晩鐘」にて演奏会の主催の「えん」の伊藤和子さんが鐘をひとつ突くと柔らかい音が長く響く。




2015/04/07

インド古典舞踊

バラタナティヤム(南インド古典舞踊)の最高峰であり、人間国宝のC.V.チャンドラシェーカー師と オリッシー(東インド古典舞踊)の若手実力者、ラフール・アチャリヤの来日に合わせて開催されるインド古典舞踊の舞台は大津市民会館大ホール。

 C.V.チャンドラシェーカー師は福田麻紀さんの師匠でもあり、この舞台での共演も楽しみのひとつ。

インド古典舞踊はインドの人々が深く信じる神の心を伝える舞踊、神秘な世界をたっぷり味わいたい。



ながらの座・座

 「ながらの座・座」とは・・・

大津・長等ながら公園近くに、三井寺の庫裡くりの一つだった「元・正蔵坊しょうぞうぼう」と古庭園があります。
歴史ある環境が簡単に壊されていく時代にあって、時が育んだこの環境を多くの方々に知っていただき、今後も守り、楽しむ場として「ながらの座・座ざ・ざ」を立ち上げました。360年余を経たこの環境を楽しむことを通して、多様で意外な遭遇が生まれたら・・・。
そんな期待を込め、活動の場所の名前として「座・座ざ・ざ」と名付けました。今を生きる様々な表現が共鳴し、生まれ、人が交わる場を、創りだしてゆきたいと考えています。


 元・正蔵坊と古庭園を楽しみ守る会 代表 橋本敏子


この「ながらの座・座」で邦楽普及団体「えん」主催の邦楽コンサートが開催されます。



360年続く「ながらの座・座」に因んで江戸の名人、治貞作の飾り箏、そして京都にのみ伝承されている三味線最古の柳川三味線で演奏されます。

日時:4月26日(日)午後1時半開演
演奏曲:長等の春、竹生島、風の歌、三谷、二つの変奏曲より「さくら」他
演奏者:箏/井口はる菜、伊藤和子
    箏・ 柳川三味線/伊藤志野
    尺八/谷保範 


 


2015/04/03

手織展

恒例となっている桂工楽部の展覧会が
4月18日から20日まで開催される。
時間は11:00〜17:00(最終日16:00)


 1週間前の芥川の桜〜今日はきっと満開だろうな