2017/12/27

高瀬佳子コンサートシリーズ Vol.25

25回目を迎える珠玉のコンサート


高瀬佳子コンサートシリーズ in STUDIO73
『素顔の作曲家たち』
Vol.25 作曲家の様々な愛のかたち
 憎しみから音楽は生まれません。
この美しさを、この楽しさを、この幸せや悲しみの表現を誰かと共有したい、
誰かに伝えたという思い・・・
人を信じて愛することから生まれた音楽は、愛のかたちです。
作曲家の愛のエピソードと共に、ピアノの名曲を楽しんでいただけたら幸いです。

★素顔の作曲家たち~高瀬佳子コンサートシリーズ
少しでも作曲家の存在を身近に感じ、そして今でも決して輝きを失わない魅力溢れる作品を聴いていただけたら、という思いから2002年に始めたSTUDIO 73でのコンサートシリーズ「素顔の作曲家たち」。クラシック音楽の奥深さを、演奏者の息遣いまで聞こえる空間で、ドイツの銘器グロトリアンのピアノを通して聴いていただきます。
 


<第1公演> 2018年1月19日(金)
      6:30p.m.開場 7:00p.m.開演


<第2公演> 2018年1月21日(日) 
      2:30p.m.開場 3:00p.m.開演
      
●出演
高瀬佳子<ピアノとお話>

●Program 
グラナドス/詩的なワルツ集
ブラームス/4つの小品 Op.119より
チャイコフスキー/ロマンス Op.5
十河陽一/3つの小品
バッハ=ブゾーニ/ シャコンヌ
ほか

●料金
前売券¥3,000
当日券¥3,500

●協力
ムジカ工房、高瀬佳子を聴く会

●Profile
高瀬佳子

たかせよしこ
 

高槻市生まれ。
京都市立芸術大学卒業後、ドイツに留学。ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。
度々のソロリサイタルを開催。海外での受賞や放送の他オーケストラとの共演、新作初演、室内楽や伴奏などでも幅広く活躍。2枚のソロCDリリースの他、様々なCD制作や映画制作などに演奏で参加。
演奏生活20周年記念リサイタルをいずみホールにて開催、25周年記念コンサートでは、シューマンとベートーベン「皇帝」のピアノ協奏曲を演奏。
http://yoyo.moo.jp/yoshiko/




2017/12/13

2017年のLA萠DIEクリスマスコンサート

今年もこの季節がやって来ます。


透明感あふれる響き、素直で暖かなハーモニーは
聴いている人の心を優しく、柔らかく包みこみます。
1年の最後にこのアンサンブルを聴くことができて、本当に幸せ!



2017/11/18

STUDIO73木彫展が始まりました


力作が並ぶ

あたたかい雰囲気の会場

2017/11/05

フェビアン・レザ・パネさん

まるで静かな湖にそっと指を入れて、さざ波を作り出そうとしているかのようなパネさんのタッチ。
美しいピアニッシモ、そしてフォルティッシモさえも。
全てがパネさんのオリジナル作品で、その曲想がとつとつとした語り口で語られた。


終演後、リラックスした表情で

2017/10/30

STUDIO73木彫作品展

中島都喜子先生の指導によるSTUDIO73木彫教室の作品展が今年も開かれる。
STUDIO73でスタートしたのは1983年、 
それから34年間〜そう、実に34年間教室は続いている。
月2回、月曜日の朝10時から午後2時頃まで、
みなさん、長くじっくりとそして楽しそうに木彫に打ち込んでこられている。

教室の雰囲気を表すような優しさを感じさせる作品が並ぶ。
どうぞふらっとお立ち寄り下さい。

2017年11月17日(金)〜19日(日)


 中島先生の作品はみずばしょうの靴べら



2017/10/28

河野甲の世界のなかでチェロを聴く

京都の吉田山荘の近く、錦鱗館にて皮革造形作家の河野甲さんの個展が開かれている。
その中で今日一日だけ チェロの上村昇さんのコンサートが行われた。
台風接近の雨の中、J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲」が演奏された。

素晴らしいチェロの響きが身体中に染み渡るような感覚。
それはとても気持ちいいもの。


終演後に少しだけ残って写真を


2017/10/18

波多野睦美さんの「冬の旅」

フランツ・シューベルトの「冬の旅」全曲を波多野睦美さんが歌う〜
そんな魅力的なコンサートを聴きに、豊中市立文化芸術センター小ホールに出掛けた。



高橋悠治さんのピアノが静かに始まり、美しく抑制の取れた波多野さんの歌が聞こえた瞬間、
いつもの女性らしい華やかな波多野さんではなく、フランツ・シューベルトの「冬の旅」の世界が広がっていった。
それは始めは不思議な感覚でもあったが、次第に引き込まれていった・・・
高橋悠治さんのピアノも実に魅力的で生き生きとして、
素晴らしい「冬の旅」だった。 


フェビアン・レザ・パネ ピアノ・ソロ・ライブ at STUDIO73

昨年に引き続き、フェビアン・レザ・パネさんがピアノ・ソロ・ライブ を開催。
繊細で研ぎ澄まされた美しいピアノの響きは心をあたたかく包み込むよう。



2017年11月4日(土)
開場17:30
開演18:00

出演
piano/フェビアン・レザ・パネ

料金
前売券¥3,000
当日券¥3,500

オフィシャルブログリンク
http://blogs.yahoo.co.jp/pianodominominor9

profile
東京生まれ。父はインドネシア人、母は日本人。東京藝術大学作曲科卒業。「海辺のサティ」他8枚のアルバム(ネオ・シック・シリーズ)およびソロ・ピアノによるクリスマス・ソング集をリリース、ピアニスト・編曲家として注目を集める。繊細かつ研ぎ澄まされた独特のピアノ・タッチと音色には定評がある。

2017/09/23

LOTUS POSITION with 山下洋輔

堀越彰さんは「山下洋輔NEW TRIO」として1990年、1992年、1993年。
深町純さん、渡辺剛さんとの「The Will」として2008年にやって来て以来のSTUDIO73への登場。

小濱明人さんはSTUDIO73に聴きに来たことがあったが奏者としては初登場。

そして山下洋輔さんはSTUDIO73のプロデュース公演ファイナルの2009年以来。

こうして再び熱い、熱い演奏を聴くことができたのは何という喜び、幸せか!
終演後、口々に興奮を語るお客様の輝いた顔。

そして三人のリラックスした、楽しげな様子、
しかし演奏が始まるとその迫力に度肝を抜かれて・・・
凄すぎる!!!


 山下さんの昔の楽譜を堀越さんが起こして直前確認を。


 この角度から撮影できるのはリハーサルの時だけ。




そして・・・

2017/08/24

GAIA CUATRO

昨夜、梅田のライブハウスでGAIA CUATROを聴く。
ますます進化し続けるGAIA CUATRO。
複雑なリズムも彼等には遊んでいるかのよう〜楽しい!

新しいアルバムをゲット







2017/07/26

LOTUS POSITION with 山下洋輔

ドラマー堀越彰と尺八奏者、小濱明人によるDUO「LOTUS POSITION」は
日本の民族性を強く意識したジャズ・ユニット。
2015年にはピアニスト山下洋輔と共に「チェコ&スロバキア4都市ツアー」を行い、各地で絶賛されましたが、その勢いのまま山下洋輔との共演曲3曲を含むアルバムを制作。

今秋、STUDIO73で発売記念LIVEが敢行されることになりました。





2017年9月22日(金)
open18:30 start19:00

出演 
「LOTUS POSITION」
堀越彰/ドラム
小濱明人/尺八
ゲスト 山下洋輔/ピアノ

料金
前売券¥4,500
当日券¥5,000

堀越彰http://www.akirahorikoshi.com
小濱明人http://www2s.biglobe.ne.jp/~obama/akihito/akihito.html
山下洋輔http://www.jamrice.co.jp/yosuke/
 

会場
STUDIO73
 

予約・お問い合せ
STUDIO73オフィス


堀越彰さんは「山下洋輔NEW TRIO」のドラマーとして数回STUDIO73にて演奏、エネルギッシュでそれでいて繊細なドラムはいつも私達を魅了する。
小濱明人さんの尺八は邦楽普及団体「えん」が主催する「全国学生邦楽フェスティバル」で大学生の頃から聴いてきた。
そんな二人が出会い、日本の民族性を強く意識したジャズ・ユニットとして素晴らしい活動を展開している。そしてゲストに山下洋輔さんを迎え、いよいよSTUDIO73に登場する。

2017/05/31

STUDIO73アーカイブvol.249松井智恵ふたつの素描的コンサート

<vol.249>
2009.4.20~26




中野亘陶展
「祈りの形姿」

ものを作り、歌をうたう。
人の営みすべてに祈りがある。
その永々の時の断片かけらから
祈りの形姿がたちあがる。

・・・・・・・陶展の中で二つのコンサートを開きました。

STUDIO73 CONCERT FINALE
2009年、STUDIO73をオープンしてから29年経ったこの年にプロデュース公演を終えることになり、1年間STUDIO73 CONCERT FINALEと銘打って特に深い繋がりのある奏者の方々に演奏して頂きました。

「ふたつの素描的コンサート」
<第一夜>中世の音の断片から
 

2009.4.24
ソプラノ/松井智恵
ソプラノサックス・フルート・竹笛・木の笛・石笛/山本公成
 

スピリチュアルで独自の世界を持ち続ける希有なアーティスト。サックスの金属を感じさせない、やわらかな奏法、自作の竹の倍音笛、アメリカ先住民の笛、リトアニアの笛などで地球の息吹きを感じ、くり返し繋がる命の響きを伝える。その音楽は聴くものにひかりと深い喜びを伝える。

二人の即興による演奏は不思議で心地よい世界を創り上げていました。

<第二夜>カタロニアの現代の作曲家、モンポウの光と影
2009.4.25
ソプラノ/松井智恵
ピアノ/上原奈未
 

1週間の陶展を通じて祈りの形姿を観てきた私たちには、
スペイン・カタロニア地方の作曲家モンポウのカタロニアの光と影を想像させる世界は中野さんの作品にも通じるものを感じました。

STUDIO73アーカイブvol.221松井智恵 美しい歌の世界

<vol.221>
2005.10.1

STUDIO73 25th anniversary live 
松井智恵 美しい歌の世界


ソプラノ/松井智恵
チェンバロ/中出悦子
リコーダー/中村洋彦

中世ルネサンスから現代作品まで幅広いレパートリーを持つ松井智恵さんですが、彼女にとって歌う機会が少ないというバロック音楽を中心にしたプログラム。伴奏はチェンバロとリコーダーだけというシンプルな音作りで、新たな魅力が溢れていました。


PROGRAM
●A.ヴィヴァルディ/オペラ「ユスティヌス」より
私の喜びがわかるでしょう
●A.ヴィヴァルディ/ モテト「まことの安らぎはこの世にはなく」より
まことの安らぎはこの世にはなく
 ●G.F.ヘンデル/オペラ「クセルクス」より
樹木の陰で
●A.スカルラッティ/ カンタータ「あなたへの愛に燃え」より
あなたへの愛に燃え
●T.A.アーン/ カンタータ「朝」より
光輝く太陽が
雲雀
おお、あざやかな緑の草の上で
ゆけ、優しいそよ風よ
●J.S.バッハ/
アリア ト長調
プレリュード
●J.S.バッハ/「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖」より
 御身がそばにあるならば
私は満ち足りている
 眠れ、疲れし眼よ
●Ph.ド・ラヴィーニュ/ソナタ ハ長調
●J.Ph.ラモー/ミューズたちの語らい
●M.A.シャルパンティエ/
小川よ、この森で
マグダレーナは悲しむ


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STUDIO73アーカイブvol.174松井智恵Dreams&Visions

<vol.174>
2000.6.17

STUDIO73 20th Anniversary Special Live
20年間、私たちに感動を与えてくれた多くのミュージシャン達・・・
もう一度聴きたい!1年間を通じて Special Liveを企画しました。

「Dreams&Visions」


ソプラノ/松井智恵
インディアン・フルート/DEVAKANT

 



インディアン・フルート、バーンスリーや尺八、笙を吹き、世界中で自然に接しながら演奏を続けるDEVAKANTと松井智恵さんが奏でる時間を越え場所を越えて共感できるような音楽・・・静かな安らぎに包まれました。

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STUDIO73アーカイブvol.161辻幹雄と松井智恵ふたりのコンサートⅡ


<vol.161>
1998.10.3
 
辻幹雄と松井智恵ふたりのコンサート

ソプラノ/松井智恵
11弦ギター/辻幹雄



1998年2月の「ふたりのコンサート」の後で、りんとした美しさにあふれた演奏だった、もう一度聴きたいなどという声が多く寄せられ再演、辻幹雄さんのオリジナル曲「五色の水」「木もれ日の中で」「月・雪・雲」などとブルターニュの歌が演奏されました。

Program
五色の水…辻 幹雄
木もれ日の中で…辻 幹雄l
月・雪・雲…辻 幹雄
挽歌…辻 幹雄
天使の歌…ブルターニュの歌
ノクターン…ブルターニュの歌

STUDIO73アーカイブvol.156辻幹雄と松井智恵ふたりのコンサート

<vol.156>
1998.2.14
辻幹雄と松井智恵ふたりのコンサート
11弦ギターと透き通るソプラノの歌声が響き合う


ソプラノ/松井智恵
11弦ギター/辻幹雄

辻幹雄さんが作曲したギターと歌のための作品「秋の祈り」「黎明」、イギリスに古くから伝わるケルトの歌、そして日本人の心のふるさとのような曲「さくら」「竹田の子守歌」〜ギターと歌声がやさしく響き合いました。


Program
            Ⅰ
 1.風の標              辻 幹雄
 2.風花               辻 幹雄
 3.救世主キリスト          ケルトのうた
 4.聖母マリアへの祈りと願い     ケルトのうた
 5.子守歌              ケルトのうた
 6.黎明               辻 幹雄
   生命の朝
   誕生
   いろはうた

             Ⅱ
 1.Ode  to  October          辻 幹雄
    Remembrance  of  the  Sea
    October  Sounds
              A  Moonlit  Path
              Into  the  Light
 2.さくら              日本のうた
 3.竹田の子守歌           日本のうた
 4.空に小鳥がいなくなった日     林 光
 5.秋の祈り             辻 幹雄
 6.祈り               辻 幹雄

STUDIO73アーカイブvol.144今、私たちにできることは
応援し続けること「STUDIO73’S CONCERT」vol.6

<vol.144>
1995.12.2

今、私たちにできることは
応援し続けること「STUDIO73’S CONCERT」vol.6

「クリスマス・キャロル」
 

コーラス/LA萠DIE
ソプラノ/松井智恵

1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災で大きな被害を受けた人々、特に子ども達のために、私たちができることは何だろう──音楽に携わる私たちができることは音楽を通していつまでも応援し続けることではないか、STUDIO73に集まった人たちの思いや祈りを音楽に託していこう、そして続けることで、忘れないでいようというメッセージも伝えていこう。』と決心し、’95年4月1日から応援のためのコンサートを始め、’97年12月5日まで続けました。
STUDIO73を通じて知り合った音楽家たちが「一緒に応援活動をしたい。」とノーギャラでの出演を快諾、他の全ての経費(人件費やチラシ印刷費など)をSTUDIO73が負担することで、入場料収入の全額を募金することができました。いつもとても暖かい、心がなごむような雰囲気になるのは集まる人たち~音楽家も聴衆も~の気持ちが祈りに繋がるものだったからでしょう。
寄付金の合計は¥1,270,078 でした。

松井智恵さんとLA萠DIEのコンサートは静かに祈りが広がっていくような、そんな温かいコンサートでした。

STUDIO73アーカイブvol.66松井智恵カクテルコンサート「エリック・サティ」

<vol.66>
1987.12.12
カクテルコンサート「エリック・サティ」



ソプラノ/松井智恵
ギター/藤井眞吾・佐野健二

「グラスを片手に、梨の形をしたギターとソプラノで聴くエリック・サティ」と銘打って

カクテルを飲みながらのコンサート。


Program
1.とろけるように
2.エンパイア劇場の歌姫
3.三つの愛の詩
4.夜想曲
5.自動記述
6.三つのジムノペディ
7.潜水人形
8.スポーツと気晴らし
9.ピカデリー
10.お前が欲しい

STUDIO73アーカイブvol.59つのだたかしと松井智恵リュートとリュートソング

<vol.59>
1987.7.29
つのだたかしコンサートシリーズvol.1
「リュートとリュートソング」

 



ソプラノ/松井智恵
リュート/つのだたかし

リュート奏者つのだたかしさんをSTUDIO73に紹介して下さったのはソプラノ歌手の松井智恵さんでした。そして、この二人によるリュートソングのコンサートから「つのだたかしコンサートシリーズ」が始まったのです。

Program
第1部 イタリアとフランスのリュート音楽
第2部 J.ダウランドの音楽

2017/05/30

高瀬佳子コンサートシリーズvol.24が終わりました

今回のテーマ、作曲家とピアノの親密な関係とは・・・シューマンの妻であり、素晴らしいピアニストであったクララ・シューマンがGROTRIANのピアノに出会い、「私はもうGROTRIANしか弾かない」と語ったというエピソードも。
それを聞いていたに違いないSTUDIO73のGROTRIANは高瀬佳子さんに弾かれるともう素晴らしく響いたのでした。

 リハーサルの間、ずっと見守る調律師の稲本さんの姿が



 5月26日は高瀬佳子さんの誕生日でした。
夫であり、作曲家の十河陽一さんがサプライズで
ハッピーバースデイの歌をお客様と共にプレゼント!


2017/05/20

STUDIO73アーカイブvol.256 山下洋輔Solo Concert

<vol.256>
2009.11.7
STUDIO73 CONCERT FINALE
山下洋輔Solo Concert
 

 2009年、STUDIO73をオープンしてから29年経ったこの年にプロデュース公演を終えることになり、1年間STUDIO73 CONCERT FINALEと銘打って特に深い繋がりのある奏者の方々に演奏して頂きました。

山下洋輔さんの出演は最後の日から2番目、情報を聞きつけて予約が殺到、2ヶ月前に完売してしまいました。

STUDIO73として長い年月をご一緒できて本当に幸せでした。どれも心に深く残るステージでした。〜そしてフィナーレはラプソディ・イン・ブルーに続いてボレロでした・・・





STUDIO73アーカイブvol.220 山下洋輔Solo Concert

<vol.220>
2005.8.27
STUDIO73 25th anniversary live 山下洋輔Solo Concert




1ヶ月前に既に完売となり、予約をストップする。新聞や情報誌に掲載される前だった。
マネージャーG氏は溢れるまで入ってもらってもいいですよと涼しい顔で言われるが・・・。
前日高槻入り。ゆっくりと共に夜を過ごし、当日は入念なリハーサル。開場時間ぎりぎりまでプログラムを練りながらピアノを引き続ける山下さん。1985年以来の山下さんとSTUDIO73との20年間を振り返ってみようか~とふと、漏らされた言葉。私たちのリクエストに全て応えると言って下さったのです。




 20年前に母に連れられて来ましたと若い箏奏者の伊藤志野さんに言われて、びっくりする山下さん

STUDIO73アーカイブvol.177 山下洋輔Solo Concert

<vol.177>
2000.10.11
STUDIO73 20th anniversary special live 山下洋輔Solo Concert
 


20年間、私たちに感動を与えてくれた多くのミュージシャン達・・・
もう一度聴きたい!1年間を通じて、Special  Liveを企画しました。


「おお、20年ですか、もちろん喜んでお伺いします」とご本人があっさりと受けて下さいました。そして万全の態勢で臨まれ前日入り、一緒に食事をしてお酒を飲みながらこれまでのさまざまな思い出に話しが弾みました。
 


ステージはソロアルバムとしては15年振りのニューアルバム「レゾナント・メモリーズ」を中心に
「仙波山」や「ボレロ」を。


STUDIO73ホームページHistoryにも詳細が

STUDIO73アーカイブvol.153 山下洋輔Solo Concert「耳をすますキャンバス」

<vol.153>
1997.9.15
山下洋輔Solo Concert「耳をすますキャンバス」




 山下洋輔さんの10年振りのソロ・アルバム「CANVAS IN QUIET」は友人のフランス・コルシカ島に住む画家、松井守男氏を訪ねコルシカ島でレコーディングを敢行した、彼に捧げたオリジナル曲とコルシカ民謡をモチーフにした曲で構成されたユニークなアルバム。
STUDIO73では久しぶりのソロコンサートでしたが、時には静けささえ感じられる素晴らしい演奏でした。

STUDIO73アーカイブvol.128 山下洋輔NEW TRIO日本全国縦断88箇所サバイバル・ツアー

<vol.128>
1993.9.3
山下洋輔NEW TRIO日本全国縦断88箇所サバイバル・ツアー

 
「さてこの度突然ではありますが、一夜ジャズ神が夢枕に立ち、大いなる天啓を得ました」と、或る日山下洋輔さんから手紙が参りました。
「日本全国縦断88箇所サバイバル・ツアーというものです。直接の動機は若いメンバーとのNEW TRIOを結成してから4年目に入るということでしょうか、4年目ともなれば人間どこか爆発して変貌しなければなりません。そのきっかけをつかみ、存在の証明をする旅であります。
あるいはまた、これは単に齢半世紀を重ねた不肖山下の最後のアガキでしょうか。となるとあるいはまた、その歳まで生きることのなかった多くの天才ジャズマンに捧げる山下個人の鎮魂の度という意味もあるのでしょうか。あるいはまた、人前稼業三十年の間に友情を積み重ねた各地の主催者様への感謝の巡礼旅でしょうか・・・」



このお申し出を大変ありがたくお受けして、STUDIO73は55箇所目となりました。
ところがその日、「非常に強い勢力の台風が近畿へと向かっています」とTVは無情にもこのニュースを繰り返します。暴風雨警報が大阪府下に発令、「今日の公演は決行ですか?」という問い合わせの電話の対応に追われながらトリオを迎えました。旅のために特注されたと言うノボリ数本をSTUDIO73の外にくくり付けていましたが、ちぎれんばかりに激しくはためいている・・・LIVEが始まって山下さんの「今夜のお客さんにはきっと特別な夜になるでしょう」との挨拶にお客様は大歓声。そう、忘れられない夜になりました。






STUDIO73アーカイブvol.121 山下洋輔NEW TRIOがやって来る

 <vol.121>
1992.10.9
山下洋輔NEW TRIOがやって来る



 


 1990年の結成以来各地での連戦を経て、ますます凄みと洗練さを増してきたNEW TRIOを迎えました。

Program


タン・トゥイスター
パワー・ボム
グリーン・スリーブス
ライク・ジャズ
シンクロナイザー
言い出しかねて
ブルックリン・エクスプレス
クルディッシュ・ダンズ
フォース・ストリート・アップ





STUDIO73アーカイブvol.100 山下洋輔NEW TRIO

 <vol.100>
1990.11.25
山下洋輔NEW TRIO


1990年2月、新鮮な才能と出会いたいという山下洋輔さんが一般公募によるオーディションで選んだBass小松康さん(当時25歳)、Drums堀越彰さん(当時24歳)と山下洋輔NEW TRIOを結成されました。そして早くも同年9月にSTUDIO73に登場、トリオの創世記に立ち会うことになりました。瑞々しい演奏はまた新たな山下洋輔ワールドを創り出していました。




Program

New Tune
SAKURA
ANO MACHI
Body & Soul
Like Jazz
DOBARADA
SASA NO HA
SUNAYAMA
TSUKI NO SABAKU
USAGI NO DANCE






終演後、階下のBAR、サン・セバスチャンの当時のバーテンダーだった高橋氏のカードマジックに
夢中!
手元を真剣に見る堀越さんは思わず立ち上がって・・・

STUDIO73アーカイブ番外編 山下洋輔&林英哲

山下洋輔&林英哲ジョイントコンサート

1989.9.23
高槻市民会館市民ホール
主催:(財)高槻市文化振興事業団




このコンサートは実は私たちがプロデュースしました。
音響や照明も全て山下さんの事務所が連れて来られて、それはそれは素晴らしいステージでした。



program
1.林英哲solo  林英哲作曲
千年の寡黙Ⅰ
千年の寡黙Ⅱ

2.山下洋輔solo Gershwin作曲
LOVE IS HERE TO STAY
A FOGGY DAY
I LOVE YOU PORGY
マイ フェーバイト スイング

3.山下洋輔&林英哲
三ッ舞  林英哲作曲
ぐがん  山下洋輔作曲
大太鼓  共作




このプログラムを当日、舞台の裏で相談中の図。
まさに即興!

STUDIO73アーカイブvol.71 山下洋輔Solo Concert

<vol.71>
1988.5.29
山下洋輔Solo Concert
 

リハーサル中

1985年の初登場から3年が経ち山下洋輔さんを迎えたのは125名の聴衆!
73名のキャパを遙かに超え立ち見、かぶりつき(殆ど山下さんに触れんばかりにピアノを囲んで)の人達はもう少しで酸欠で倒れそう〜STUDIO73が熱く燃え上がりました。





洋輔さんのフィギアがお茶目!

STUDIO73アーカイブvol.37 山下洋輔Solo Concert

<vol.37>
1985.9.14
 山下洋輔Solo Concert

1985年9月、初めて山下洋輔さんをSTUDIO73にお迎えしました。1985年と言えば山下さんが初めてのアメリカツアーを敢行しニューオリンズ、セントルイス、ニューヨークなどのライブハウスに乱入した(その辺のことは山下洋輔著「アメリカ乱入事始め」に詳しく記されている)その帰国直後。まだ興奮が続いているかのようだった。
マネージャーの村松G氏が先に会場入りしピアノや照明をチェックしている間、私はたった一人で山下さんの宿泊先の梅田のホテルのロビーに緊張して立っていました。「はじめまして~」と挨拶。そう、ファンの一人として会場で聞くばかりで、面と向かってお会いするのはこの時が初めてだったのです。
そして二人でJR京都線に乗り込み、つり革に掴まりながら高槻まで向かったのです。しかしその時はまだ、一緒に電車で会場入りするということが、どんなに山下さんを驚かせたか気付いていません~車かタクシーでお迎えするのが常識なのに、車だと1時間以上かかるが電車なら20分という計算だけで当然にように電車に乗せてしまった・・・それ以降、何度もこの主催者と電車に乗って会場入りした、後にも先にもない経験を山下さんは笑い話しとしてあちこちで披露されるのです・・・



当時STUDIO73のステージは一段高いところにありました。 ピアノは初代のGROTRIAN。


満員の聴衆に囲まれて演奏されたのは、

ラウンド・ミットナイト
リズマニング
オーバー・ザ・レインボウ
枯葉
p.s.I love you
仙波山
ユーモレスク
サマー・タイム
シークレット・ラブ
Dont mean a thing
トロイメライ
ボレロ

そしてアンコールは、チュニジアの夜





チラシは何と手作り!!
時代を感じさせますね〜これでは本当に山下洋輔さんがやって来るとは
信じられなかった人がいたこともうなずけるかも?!