2013/04/14

春のラーガが演奏されました

前日までかなり肌寒かったので、
はたして予定通り「春のラーガ」が演奏されるだろうかと実は心配していた。
井上憲司さんがステージで「ではこれから春のラーガを演奏します」と言われるのを聞いて
ああ、ようやく聴くことができると思った次第。

それは凄い演奏だった・・・
100分を越えた・・・

しかしお客様は引き込まれるように聴き入り、
そして上坂朋也さんのタブラとの掛け合いはもうおかしくて、
笑い声までわき起こる。
いやあ、なんて楽しいのだろう〜



終演後も去りがたく、二人に話しかける方の多いこと!


2013/04/10

春のラーガ


今週末13日にSTUDIO73で開催する北インド古典音楽のシタール奏者、井上憲司さんのブログに
この日演奏するラーガ(楽曲)についての記述あり。

左か奈屋ブログ

「季節のラーガの中で春のラーガは弾くタイミングが微妙で難しく悩む。
毎年弾くタイミングを逸するのは「Tilak Kamod」や「Bahar」などの私にとって花をイメージさせるムードのラーガ。

日本では桜が咲いてから草花が綺麗に咲いていく。
桜が咲くと無条件に春が訪れたと感じられるが、春のラーガを弾くにはまだあまりにも寒い。

インドの春は日本の夏に近いので初夏がタイミングとしては最も適しているように感じられる。
インドでは草花が咲き乱れたあとで夏に向かって樹々の花が咲いていく。

しかし昨今のように爆弾低気圧が猛威を奮うと雨季のラーガのムードが頭を擡げて来る。

今年は「Tilak Kamod」を練習してきたが、先月の音金さんでのライブではあまりにも寒くて当日ラーガを変えた。

今週末のStudio73ライブで弾けるだろうか?」



演奏する日の天候、気温がその日のムードを決定付けるとは・・・
インド音楽の奥深さを感じる。
しかし、直前に曲目が決まるなんて、演奏前にすでにスリリング!







2013/04/06

手業展in京都・風工房

岩手沿岸で作られている布クラフトの展示会「手業(てわざ)展 in 風工房」の最終日に行く。






田野畑村〜津波に何もかも失われた土地でしょうがいのある人たちが集まり、
裂き織の布クラフトを中心にパン工房なども手がけ、
地元のお母さん達が作る漬け物やせんべいも扱う。
感性豊かな布クラフト、温もりのある風合い、丁寧な仕事〜ひとつひとつ光っている。
その中の美しい色合いの花咲き織りのバッグを買う。

田老町の仮設団地で作られている布作品たち〜どれも美しく、思わず手に取って眺める。
大島の布で作られたブックカバーを買う。
大切に使いたい。

大槌町のサンガ岩手・てづくり工房には作夏、クラフトの拠点が作られ、
分散した仮設住宅から集まってきた方達が活気ある仕事場となっているそう。
鮭をモチーフにしたものがいっぱい!
のびやかで楽しい鮭たち〜思わずその中の一つを買う。

 昨秋に訪れた仮設住宅の方々のことを思い出す。
どうしていらっしゃるだろう。
息の長い支援のあり方を今日、見せてもらった。






2013/04/02

JAZICO




 チミケップの王様(井上憲司作曲)
 2012年9月のlive映像 

今はまぼろしとまで言われているこのユニットの演奏をこうして見ることができるなんて、夢のよう〜

 JAZICO(ジャジコ)
1991年、シタール奏者、井上憲司がジャンルやスタイルを超えて集めた、ヴァイオリン、ギター、ベース、タブラ、そしてシタールの5人の希有な才能を持つ男たち超無国籍音楽集団、その名は「JAZICO」。
エスニックもクラシックもワールドもロックもさまざまなエッセンスが混じり合うJAZICOの音楽はネオ・グローバル・ミュージックとでも表現したらいいのだろうか。それぞれの楽器では充分過ぎるほどの実力揃いで、テクニックだけではない彼らの音楽性でまさに世界に通じる「音」を持つ。不思議な魅力で聴く人を空に漂わせる。

1994年ファーストアルバム『JAZICAL WORLD』リリース。
その後15年を経て、2009年多くのファン待望のセカンドアルバム『LIVE AND THEN』をリリース。
メンバーはそれぞれ各分野で大活躍を続け、今や大御所とまで称されている。  
誕生を知る一人として、感慨深い・・・

Member
井上憲司/Sitar
宮野弘紀/Guitar
山田晴三/Base
太田惠資/Violin
吉見征樹/Tabla