2011/12/03

星降る夜の子守歌

星降る夜の子守歌


LA 萠 DIE(ラ・モエディ)は、
天使の歌声と評されて日本国内はもとより、フランスを中心にヨーロッパでも活躍しているソプラノ歌手、松井智恵により結成されたコーラス・グループです。
透明感あふれる自然な発声による、素直で暖かなハーモニーで人の心を優しく、柔らかく包み込む声のアンサンブル。

京都の法然院の本堂にて、西洋の古い子守歌や聖歌を歌います。
古い歌や祈りの歌はどこの国の歌であっても、どこか懐かしく、心に響く不思議なもの。
法然院の本堂で星降る夜の子守歌を聴いていただければと思います。

いつも
LA 萠 DIEのコンサートを明かりや陶器で素晴らしく演出して下さる陶芸家の中野亘さんにこのコンサートのプロデュースをお願いしています。
どうぞお楽しみ下さい。


2011年12月11日(日)
開場5:00p.m. 開演5:30p.m.

●会場
法然院
(京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地)

●入場料
¥2,500(前売券)¥3,000(当日券)

●出演
松井智恵(ソプラノ)
LA 萠 DIE (コーラス)
上原奈未(シンセサイザー・アイリッシュハープ・編曲)
西村由紀子(シンセサイザー・シター)
中村洋彦(リコーダー・歌)
プロデュース:中野亘

●プログラム
みな共に喜びましょう
聖ニコラス
おお 大いなる秘蹟
ヒューロンのキャロル・・・ほか

●チケットのお申し込みはSTUDIO73のオフィス、
サクソン・イベント室までどうぞ
tel=072-672-7512
e-mail=studio73@saxonz.com








中野亘陶展

陶芸家、中野亘さんが京都・法然院にて陶展を開催されます。
STUDIO73でも2009年春に陶展を開いて下さり、まるで中野さんのお人柄のように繊細で優しい陶器たちに魅了されました。

今回の作品のテーマは「光の器 」。
ようやく紅葉が見事になってきた法然院南書院で12/6〜12/12 朝10時から夕方5時まで。

鹿ヶ谷周辺をそぞろ歩きされてはいかがでしょう〜










2011/11/26

第2回悲願会11/26





本堂にて
松井智恵さんとLa 萠 mie












2011/11/25

第2回悲願会



“一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに寄り添い、被災地の復興にわる決意を表し、
各々が今後の行き方や社会のしくみ作りについて考える一週間”

京都・鹿ヶ谷の法然院にて「悲願会」が5月に続いて、秋にも(11/21から1週間)開催されています。





11/24のコンサートから


 二胡を奏する西村弥音子さん







友枝良平さんの揚琴









「えん」による「地歌と舞の会」
箏 伊藤和子さん
柳川三味線 伊藤志野さん
尺八 岡田道明さん





舞 吉村美輝藤さん
はんなりとした美しさ






2011/11/10

福島市の子ども達を守るために

 STUDIO73を通して知り合い、長いおつき合いが続いている深尾葉子さんからのメールの転記です。
この大切なメッセージをどうぞお読み下さい。


皆様

今日はアイリーン・スミスさんが呼びかけておられる福島の
高放射線地区に現在も居住する子供たちが避難できるように
働きかける署名を転送させていただきます。

アイリーン・スミスさんはかつて写真家の夫、ユージン・スミスとともに、
水俣を世界に知らせる活動をされた方で、その後
脱原発やもんじゅの危険性を訴える活動などを続けてきておられます。

以下は転送メッセージです。

皆様

アイリーンです。
☆☆拡散お願い!☆☆

世界中1千万人以上のメンバー(署名するよう登録している人)を持つAVAAZが高
放射能汚染地区に閉じ込められている渡利地区の子どもを守るため国際署名を開
始しました。是非日本と海外に広げてください!

日本語版:
http://www.avaaz.org/jp/save_the_fukushima_children/?rc=fb&pv=24

「私たち憂慮する市民は、日本政府が、未だに高放射能汚染地区に閉じ込められている福島市の子ども達を守るため、早急に行動をとるよう強く要請します。
特に、渡利地区の住民に避難の権利があることを認識し、
安全地域に移住したいと望む人々に緊急の支援を提供するよう求めます。
子ども達、孫達の未来がかかっています。もはや時間はありません。」

English version:http://www.avaaz.org/en/save_the_fukushima_children/?cl=1373884018&v=10926


AVAAZについて:
(ホームページの説明)
「AVVAZは、世界の人々の観点または価値観によってグローバルな意思決定がなされるよう積極的にキャンペーンを展開するコミュニティです。」

2011/11/04

STUDIO73木彫教室作品展




今日からSTUDIO73木彫教室の作品展が始まる。
2年ごとに開催され今年で13回目、教室が始まって実に28年が経った。
講師、中島都喜子先生の丁寧な指導のもと、なごやかな雰囲気の教室で、長く続けている人が殆ど。
従ってみなさんどんどん腕を上げられ、作品もみごと!


11/4(金)〜11/6(日)
10:00a.m.〜5:00p.m.(最終日のみ4:00p.m.まで)



2011/11/01

飛鳥さん!

金子飛鳥さんと山下洋輔ニューヨークトリオのセシル・マクビー(b)、フェローン・アクラフ (ds)。
最高にスリリングな演奏を終え、素敵な笑顔を見せてくれた3人。
1988年結成の山下洋輔ニューヨークトリオはますます円熟味を増し、そしてますます過激!


 そこに加わった金子飛鳥ストリングスの何と爽やかで、伸びやかな音だろう〜飛鳥さん、素敵!
楽しくて、嬉しくて、ず〜っと笑いながら聴いてしまった・・・







2011/10/24

廣木光一TRIO



廣木光一さんがSTUDIO73に初めて現れたのは1992年、ギターに対するストイックなまでの姿勢に心動かされた。

マネージメント・オフィス「アクト・コーポレーション」代表、川村年勝氏が廣木光一さんを連れて来てくれた。それ以降、ドラムの古澤良治郎バンドを中心にあちこちのステージで彼のギターを聴いた。

ドラムの羽生一子さんと初めて出会った時、ドラムの修行を続けながら「アクト・コーポレーション」のスタッフとしてきびきびと走り回っていた姿をよく覚えている。
いつの間にかドラマーとしてSTUDIO73に現れるようになった。

ベースはそんな羽生一子さんの夫であり、音楽のパートナーである飯田雅春さん。
ツアーの中にSTUDIO73を入れて下さって、またトリオに会える〜何て幸せなことだろう。


11/2(Wed)      18:30open  19:00start







2011/10/14

リスボンから船にのって


圧倒的な歌の素晴しさ!





つのだたかしさんと隆太さんのデュオもなんかいいなあ・・・



2011/10/10

明日は

もうすぐ松田美緒さんの歌や、
 つのだたかしさんのポルトガルギターや角田隆太さんのベースやギターに会える・・・

「リスボンから船にのって」
10月11日(火)開場18:30  開演19:00
STUDIO73にて



10/4佐世保でのコンサート風景






2011/10/09

アフガニスタン山の学校支援の会

昨日、「アフガニスタン山の学校支援の会」の高槻現代劇場での現地報告会に参加。

「アフガニスタン山の学校支援の会」とは写真家、長倉洋海氏が取材活動を通して出会った、アフガニスタン・パンシール渓谷ポーランデ村の子ども達の教育支援を目的として設立された非営利団体。
2004年の設立以来私も参加している。

10年前には少しづつでも良い方向に向かうのではと期待していたアフガニスタンの人々の状況はますます険しくなるばかり〜その中でも3.11のことで日本に思いを寄せるポーランデ村の子ども達から絵やメッセージが届いている。


どこに暮らしていても願うのは子ども達の幸せと平和 


30年間の代表作と書き下ろしの文で綴る写真集を購入









2011/09/15

井上憲司さんと逆瀬川健治さん


9月9日、北インド古典音楽Live
胸の奥にしみ込んでいくようなシタールの音、不思議なタブラのリズムに引き込まれて・・・



福田麻紀さんと



 

南インド舞踊の福田麻紀さんと共に、舞踊の催しのチラシを置いてもらいに高槻のお店を巡りました。
彼女がインドでの修行を終え、帰国してすぐの出逢い以来の長いおつき合い。

STUDIO73での彼女の踊りのなんて素敵だったことでしょう〜!

今回の舞台は福田麻紀さんが主宰する「アムリッタ・ダンス・カンパニー」の発表会
南インド古典舞踊・バラタナティヤム
 
9月23日(金・祝)
会場:大阪・東成区民センター大ホール
14:00開演(13:30開場)
入場は無料ですが、事前にお申し込みが必要
申し込み:アムリッタ・ダンス・カンパニー
TEL/FAX06-7493-4001

インドから南インドカルナーティック音楽のフルート奏者、若手実力者のムトゥクマール氏を招き、
日本ではなかなか見ることのできない、南インド古典音楽の生演奏での舞踊公演です。





2011/09/01

北インド古典音楽


19年前、初めて聴いた北インド古典音楽。
それはSTUDIO73で開催していたワールドミュージックシリーズで紹介された音楽のひとつ。
親しい京都の音楽事務所の人が連れて来てくれた。


それがsitar井上憲司、tabla逆瀬川健治の二人。
なんて気持ちのいい音楽だろう〜何の先入観もなく聴き始めたが、身体の中に染みこんでいく音だった。
ゆったりと流れる時間、自然に目を閉じて音だけに集中して・・・


演奏される季節や時間に厳密に決められた約束事があることを知り、ますます音から自然を感じるようになった。
二人の日本人が奏でる、彼らだから表現できる北インド古典音楽。


この二人の音楽を一人でも多くの人に聴いてもらいたいとじみじみ思う。



19年前のお二人・・・
ワールドミュージックシリーズのコーディネーター、深尾葉子さんの質問に答える図



楽器の説明をしています。
あれっ、床の上に直に座ってもらってます〜ごめんなさい!
それにしても初々しいお二人です


井上憲司さんのブログ、「左か奈屋ブログ」が面白い・・・












2011/08/31

つのだたかしさんのファド

リュート奏者つのだたかしさんは歌が大好き。
 STUDIO73でも2009年にギター片手に歌だけのソロコンサートを開いたほど。
そしていよいよファドの歌姫を連れてやって来ます!!

つのださんの事務所、ダウランドアンドカンパニイから素敵なメッセージが届きましたのでご紹介します。

ファドを愛するリュート奏者つのだたかしは、昨春、リスボンのアンティークショップで念願の古いポルトガルギターを入手。ポルトガルギターは細い金属の複弦がかもしだす哀愁のある響きが独特ですよね。この愛器を携え、やわらかい響きのポルトガル語で自在に歌う松田美緒さんとのファドツアーがいよいよスタート! 
今回はベースおよびギターで角田隆太が参加。

おととし12月のハクジュホール古楽ルネサンスシリーズに初登場した松田美緒さんはウード、ビウエラ、ギター、ポルトガルギターの伴奏で、13世紀の恋歌から現代の大衆歌謡ファドまで、その底に流れる「郷愁と憧れ」を歌ってくれました。
これですっかりファドファンになった方もおられるでしょう!

松田美緒は、大学卒業後、リスボンに1年間留学。ファドを街の空気ごと身体に入れたのがその活動の原点。リスボンから船に乗って大西洋の島カーボ・ヴェルデに歌手として滞在。さらに海を渡ってブラジルへ。現在はスペイン語の歌もレパートリーに定着。
日本と南米を行き来しながら、ブラジル、ウルグアイ、チリ、アルゼンチンなど南米各地でコンサート出演、現地のミュージシャンとの録音を行い、国境を軽々と越えて活動しています。ぜひそのあたたかいエネルギーに満ちた歌声を聴いてみて下さい。

ツアープログラムは、つのだがポルトガルギターを担当するファドを中心に、ブラジルの大地の薫りをまとったヴィラ=ロボスの歌曲、日本語の響きが美しい武満徹のソングス。
「ことだま」の宿る歌声、松田美緒ならではのプログラムです。♪



「リスボンから船にのって」

2011年10月11日(火)
開場18:30  開演19:00

出演
松田美緒/歌
つのだたかし/ポルトガルギター・ギター
角田隆太/ベース・ギター
  

 
Program
 《ファド~ポルトガルの郷愁》リスボン、私の街、難船、水兵のファド 他
《武満徹のソングス》めぐりあい、翼、小さな空
《ブラジルを代表する作曲家 ヴィラ=ロボスの歌》ブラジル風バッハ第5番、 

吟遊詩人のモジーニャ、舟歌 他
《ギターとベースのデュオ》ショーロ(ペルナンブーコ)、ベネズエラワルツ(ラウロ)
料金¥4,000  
       
主催ダウランド アンド カンパニイ  


 終演後、STUDIO73地階バール「サン・セバスチャン」にて奏者を交えてのミニパーティを開きます。
パーティ券付きチケット¥6,000 <30名限定>

   







2011/08/28

もうすぐ高瀬佳子さんのコンサートが

9月5日の午後7時に始まる。

主催は高瀬さんのピアノの先生、北村智恵さんの「ムジカ工房」。
我々「高瀬佳子を聴く会」も応援している。
先日、高槻現代劇場を借りきってのリハーサルが行われ、参加した「高瀬佳子を聴く会」のメンバーから報告<ニュース>が届いた。


 ますますワクワク感が高まる・・・






2011/08/14

sitar井上憲司さんとtabla逆瀬川健治さん

sitar井上憲司さんとtabla逆瀬川健治さんが初めてSTUDIO73に登場したのは1992年、
それからずっと二人の音楽を聴き続けてきたが、
北インド古典音楽の精神性、音楽性を深く追究する姿勢をいつも感じる。

演奏する音階(ラーガ)は自然や季節の移ろい、時間の流れによって定められていて、その上で即興演奏という極上のおもしろさ。
二人の間に流れる独特の間合いに思わず引き込まれる。

 写真は2008年の夏のひとコマ

実に3年降りにSTUDIO73に登場 、初秋のラーガは何だろう〜?
身体の中を通り過ぎる風を感じたい・・・




「北インド古典音楽」
2011年 9月9日(金) 開場18 :30  開演19 :00

 ●出演
シタール;井上憲司
タブラ;逆瀬川健治  


●料金 前売券 ¥3,000 当日券¥3,500           
                                  




みなさまのお越しをお待ちしています!













2011/08/02

つかの間の休息








涼やかな空気と川の流れる音だけ










2011/07/28

全国学生邦楽フェスティバル

 もうすぐ夏恒例の「全国学生邦楽フェスティバル」が始まる〜

全国から邦楽が好きな大学生が京都に集まり、演奏会や講習会や合奏を通して交流を深める熱い3日間。

今年で17回を迎えるが、主催の「えん」のメンバーの一人として長くお手伝いをしている。
まっすぐな目をしている学生さん達と接しながら、邦楽を愛する気持ちをずっと持ち続けて欲しいといつも願っている。

いろんな人にひたむきな演奏を聴いて欲しい。




17回全国学生邦楽フェスティバル

20118/6(土)
<講習会>
楽器講習11:0012:30 
講師:菊央雄司・伊藤志野奥田雅楽之一・岡田道明

「山祀り 風の舞」〜学フェス委嘱〜
講習13:0016:30
作曲・講師:東枝達郎  
箏・三絃:島田重弘 十七: 伊藤志野 尺八: 岡田道明

<邦楽鑑賞会 >
18:30開場 19:00開演
入場料/学生・一般:2000円 当日:2500円 

曲目/「都踊」「セレブレーション」「小鳥の詩」「石橋」「松虫」「神仙調舞曲」「ファンタスマゴリア」

出演/池上眞吾、伊藤志野、石川利光、岡田道明、奥田雅楽之一、片山旭星、菊央雄司、島田重弘、東枝達郎、細見由枝、山内利一、米村鈴笙

8/7(日)
<若者による邦楽コンサート>
11:0017:30  鑑賞無料
全国から集まる若者による邦楽コンサート  

会場/同志社大学寒梅館 ハーディーホール
京都市上京区今出川通り烏丸東入
地下鉄烏丸線「今出川」駅より徒歩1分 京阪「出町柳」駅より徒歩15

主催/全国学生邦楽フェスティバル実行委員会
後援/京都府、京都市、法然院

お問い合わせ/全国学生邦楽フェスティバル実行委員会事務局(伊藤)
TELFAX  072-683-6733
http://www5e.biglobe.ne.jp/~gakufes/

2011/07/17

浦山弘三先生追悼演奏会

31年前、STUDIO73の前身、小ホール「ドン・キホーテ」をオープンさせた当時、
全く経験のない私たちにコンサートを主催するということはどういうことかを1年間のシリーズで示して下さった声楽家、浦山弘三先生。
シリーズは『音楽は世界をめぐる』というテーマで何と11回も続きました。
コンサートを共に企画し、準備し、開催することで私たちにさまざまなことを教えて下さったのです。

その後、今度は私たちの企画で「浦山弘三の選ぶ日本の歌をリクエストで楽しむ会」というとても楽しいシリーズを4回開催しました。
当日来られたお客様からのリクエストに応えてプログラムを組むという大胆なものでした。
浦山先生が大変楽しげに歌い、話される姿を今もよく覚えています。

亡くなられて1年半が経ちました。
 昨日、「浦山弘三先生追悼演奏会」が大阪・いずみホールにて、
そして引き続いてホテルニューオータニにて「恩師浦山弘三先生を語る会」が開かれました。

どの人の心にも浦山弘三先生を偲ぶ想いがあることをしみじみ感じた、あたたかい集いでした。




最後に浦山先生ご夫人とご子息によるピアノ伴奏で「ふるさと」をみんなで歌いました。








2011/07/11

GROTRIAN その2 パートナーは

GROTRIANを守る調律師のこと

ピアノコンサートの場合、準備をするのは私たちスタッフの仕事だけど、本番の成功を左右するのは調律師の技。
「さあ、あとは任せます!」と調律師の稲本義信さんに全てを委ねる。
STUDIO73のような小さなホールではその日の気温、湿度に大きく影響される。
まるで生き物のようなピアノの微妙な調整をして下さる、本当に頼りになるパートナー。

1985年9月、ジャズピアニストの山下洋輔さんが初めてSTUDIO73でピアノを弾いた時が稲本義信さんのSTUDIO73での初仕事〜あれからもう随分長い月日が経った。

調律を終えた後もリハーサルに立ち会い、ピアニストの細かい要求に応えて調整をする。
そして本番の間は客席の最後尾や音響席でじっとピアノの音に耳を澄ましている。
時には休憩時に調律に入ることも・・・

こうして、多くのピアニストから信頼され、
ピアニストは心ゆくまでピアノに向かい素晴らしい演奏を生み出す〜

大事な、大事な私たちのパートナー。
というか、もうすっかり兄弟のような間柄?



仕事中の稲本義信さん






2011/07/10

高瀬佳子ピアノリサイタル

ピアニスト高瀬佳子さんのデビュー20周年を記念するコンサートが大阪・いずみホールで開催される。
STUDIO73での「素顔の作曲家シリーズ」では演奏したり、話したりと彼女のさまざまな魅力に触れることができるが、いずみホールではきっと彼女の素晴らしいピアノの響きに包まれることだろう。



        
・デオダ・ド・セヴラック  休暇の日々から 第1集 より
 シューマンへの祈り 古いオルゴールが聞こえるとき ロマンティックなワルツ
・ロベルト・シューマン   交響的練習曲 Op.13(遺作変奏付き)
・サミュエル・バーバー    エクスカージョンOp.20より第3曲
              スーヴニールOp.28より「ためらいのタンゴ」「ギャロップ」
・十河陽一   風の端(は)
・アルベルト・ヒナステラ  アルゼンチン舞曲集 Op.2


このプログラムのラインアップにも興味が尽きない・・・。

 ♪
2011年9月5日(月)午後7時開演
 会場/大阪・いずみホール
主催・問い合わせ/ムジカ工房  072‐689‐0727
入場料/一般 前売り3000円 当日3500円
 
  
なお、チケット1枚につき1000円が東日本大震災被災遺児のための義援金となります。
STUDIO73でもチケットのご予約ができます。




2011/06/30

GROTRIAN その1

今日はSTUDIO73のピアノの話しをします。

1980年STUDIO73をオープンする時に選んだのが、ドイツ製GROTRIANピアノ。
クララ・シューマンが愛したピアノとしても知られていますが、
高麗橋にあるGROTRIAN(当時はGROTRIAN-STEINWEG)の日本の総発売元、丸一ピアノ・ハープ社のショールームの中から選んだのはwalnut色の、貴婦人のような上品な響き<Model189>のピアノ。


GROTRIANの特徴は何と言っても音響板にあるでしょう、低音の重厚な響き、高音の繊細な美しさ
その日から私たちの大切なパートナーとなりました。


1985.9.14.初めて山下洋輔さんが登場した時の記念すべき1枚
walnut色が美しい・・・



さらにもう一人のパートナーとの出会いがありました。 
私たちのGROTRIANをいつも見守って下さる丸一ピアノ・ハープ社の山田滋社長です。
ピアノのメンテナンスについては勿論のこと、コンサートでのより良い響きを求めてさまざまな相談をさせてもらいました。いろんな場面で支えて下さり、いつの間にか家族のようなおつき合いになりました。




そして1980年から14年が経過し、多くの方に弾いてもらう内にピアノの状態が少し弱ってきたよう・・・決心して、1994年黒色<Model225>にチェンジ!サイズも1回り大きくなりました。
walnut色のピアノは貴婦人のような繊細さを持っていましたが、新しい黒は若者の力強さを感じさせます。

ピアノの搬出入作業の間、ずっとピアニスト高瀬佳子さんがお別れの曲を弾き続けて、愛しいピアノとのお別れをしました。
 
GROTRIAN社の社長(後列真ん中)の来日時に、高瀬佳子さんに弾いてもらった時の記念撮影。
真ん中が山田滋社長、左が調律師の稲本さん 。<2003.10.27>





2011/06/26

日曜日のサン・セバスチャンは

STUDIO73の地階のバール「サン・セバスチャン」の定休日が日曜日から月曜日に変わってから、日曜日の風景が変わってきた。
夕方にバールでワインを一杯、テラスでゆっくりお食事 〜ああ休日だなあ・・・





BAR San Sebastian<サン・セバスチャン>
12:00〜24:00(ラストオーダー23:00)
高槻市高槻町6-26 B1
TEL:072-683-9509
定休日:月曜日
シェフ:廣口正輝

2011/06/24

私の履歴書〜山下洋輔さんvol.23 

今日は23日目。
今日の記事を読んで、思い出したこと〜

アメリカのライブハウスへの乱入旅から帰国後すぐの1985年の9月、初めて山下洋輔さんをSTUDIO73にお迎えした。マネージャーの村松G氏が先に会場入りし、ピアノや音響や照明をチェックしている間、私はたった一人で山下さんの宿泊先の梅田のホテルのロビーに緊張して立っていた。
「はじめまして〜」と挨拶。そう、きちんとお会いするのはこの時が初めてだったのです。

そして二人でJR京都線に乗り込み、高槻までつり革に掴まりながら、何を話したかはもう全く覚えていない。
しかしその時はまだ、一緒に電車で会場入りするということが、どんなに山下さんを驚かせたかに気付いていない・・・それ以降、何度もこの主催者と電車に乗って会場入りしたことを山下さんは笑い話しとして披露されるのです。

それから、何度STUDIO73に来て下さったことだろう〜いつもいつも熱い演奏で、私たちの心を鷲掴みにしてしまう。




そう、 1985年は私たちにとっても記念すべき年なのです。

2011/06/22

無言館

長野県上田市の田園地帯の丘の上に立つ美術館「無言館」。
その窪島誠一郎さんが主宰される戦没画学生慰霊美術館の長編ドキュメンタリー映画が、
現在、京都の四条烏丸にある京都シネマで上映されている。

この映画の音楽を制作されたのが、作曲家、十河陽一さん。
これまでにも映画音楽を手掛けてこられた十河さんだが、今回の作品はどんな音楽なのだろう〜
映画には音楽がとても重要な役割を持つが、
その制作にはきっと数知れない苦労(涙?)があるだろうなあ。
ここに十河さんのメッセージを〜

映画スタッフの中の音楽担当者は、映画がほぼ完成した後の短い期間にテーマ曲やBGM、主題歌等多くの曲を書きあげねばならないかなり過酷な立場です。言わば映画製作のアンカーを務めるようなものです。ただ私がいつも感じるのは、自分が最後のスタッフであると同時に最初の観客であるということ。誰よりも先に映画を観賞する権利を与えられ、そこからインスピレーションを得て、映画の背景に奥行きを与える音楽を生み出せたとしたら、それは私にとっての大きな喜びとなります。

今回私が「無言館」から得たイメージを一言で言えば「祈り」。
映像の中に祈りを感じたというより、私自身が祈らざるを得ない、あるいは祈るしかないという思いを強く持ったということです。先日の東日本大震災で、文明の象徴であるビルや車が人命もろとも濁流に飲まれ、まるでおもちゃのように弄ばれる光景を目にした時、私たちは祈るしかなかった。そして、数十年前に戦争によって自己実現の機会を奪われた画学生たちが、死と向き合いながら丹精込めて描き遺した作品を目の当たりにした瞬間、私の中にあったのは、怒りや悲しみではなくやはり祈りでした。



早く観に行きたい!






京都シネマ(京都・四条烏丸)にて
7月8日まで上映中
上映時間は京都シネマに問い合わせて下さい。(075-353-4723)

2011/06/09

南インド古典舞踊で

南インド舞踊の福田麻紀さん率いるアムリッタ・ダンス・カンパニーが東日本大震災復興支援チャリティー公演を開催!

 6月18日(土)の夜7時から地下鉄谷町線「四天王寺夕陽丘前」駅より徒歩3分のクレオ大阪中央4Fセミナーホールで。
 参加費は1000円<要予約>
※参加費の全額を日本赤十字社に義援金として寄付されます。

南インド古典舞踊を鑑賞した後、インド舞踊の練習用サリーを着せてもらって、ストレッチやインド舞踊の所作を体験できるという楽しみ満載!

お申し込み、お問い合わせ:アムリッタ・ダンス・カンパニー



ポーズを決めた福田麻紀さん 2009.8.30STUDIO73にて







2011/06/08

私の履歴書


今朝の日経新聞

山下洋輔さんが日本経済新聞「私の履歴書」に連日執筆中。
今日は8日目です。
洋輔さんがジャズピアニストになっていくにはそんな面白い人たちとの出会いがあったのか・・・