2015/12/25

京都府庁正庁にて

京都府庁正庁にてLA萠DIEクリスマスコンサート
赤い絨毯の上に黒いステージを組んで、そこに明かりも灯されて〜



2015/12/21

カトリック高槻教会にて

昨夜はカトリック高槻教会でのLA萠DIEクリスマスコンサート。
中野亘さんが創った素敵な舞台が静かに開演を待っている。



教会のドームに美しい声が響き渡り、幸せな気分に満ちていく。


2015/12/09

新しい年のコンサート

 2016年初のコンサートは美しいピアノの響きに包まれて・・・
高瀬佳子さんと共に目指していた親しみ溢れるサロンコンサートも回を重ねて22回目を迎える。
音楽に触れる喜びに包まれる素敵な時間。


高瀬佳子コンサートシリーズ in STUDIO73
『素顔の作曲家たち』
Vol.22 気難しい作曲家たちの美しい楽曲

個性豊かなあまり、偏屈とか気難しいとかいわれがちな作曲家たち。

そんな作曲家たちがこだわった美意識による作品を、
様々なエピソードとともにピアノを通して楽しんでいただけたら幸いです。<高瀬佳子>
 

<第1公演> 2016年1/15(金)
6:30p.m.開場 7:00p.m.開演

<第2公演> 2016年 1/17(日)
2:30p.m.開場 3:00p.m.開演
 

出演
高瀬佳子<ピアノとお話>
 

Program
ベートーベン/ソナタOp.27-2「月光」
ドビュッシー/ピアノのために
十河陽一/風の端(は)
スクリャーピン/エチュード、詩曲・・・など




2015/11/27

今年のLA 萠 DIEは

1992年より毎年、カトリック高槻教会にてクリスマスコンサートを開催しているLA 萠 DIEが
今年は京都府庁旧本館「正庁」でもコンサートを開催します。


国の重要文化財に指定されている京都府庁旧本館の2階にある「正庁」は公式行事や公賓の接待を行うための特別な部屋だったところで、赤い絨毯が敷き詰められ、高い天井からシャンデリアが吊り下げられた雰囲気ある空間がそのまま残されている。
12月23日午後5時からのクリスマスコンサート〜
ヨーロッパの中世やルネサンスの雰囲気と現代に生まれたキャロルの雰囲気をとけ合わせたプログラムで寒い冬の一夜に、暖かい雰囲気でのコンサートを楽しんで頂きたいと思います。
 

<日時>2015年12月20日(日)
開場PM3:30  開演PM4:00
<会場>カトリック高槻教会
高槻市野見町2-26(高槻現代劇場北隣)

<日時>2015年12月23日(水・祝)
開場PM4:30  開演PM5:00
<会場>京都府庁旧本館 正庁(重要文化財)
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

<出演>松井 智惠 (ソプラノ)
LA 萠 DIE 2015(コーラス)
上原 奈未(編曲、シンセサイザー)・西村 由紀子(シンセサイザー)
賛助出演:中村 洋彦(リコーダー、歌)・ 中野亘(舞台美術/照明)

<プログラム>主は私に言われた、世界に喜びを、
さあかざりましょう、降誕祭のキャンドル.... など

<入場料>前売¥3,000 当日¥3,500

<主催>:LA 萠 DIE  072ー685-7505(Tel&Fax)  代表: 松井智惠
                       
<問い合わせ>サクソンイベント室   072ー672-7512(Tel)
         


2015/11/25

第10回 悲願会


「第10回 悲願会」
悲願に生きる菩薩行の実践
~一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに心を重ね、
被災地の復興に関わる決意を表し、
各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える5日間~

いよいよ本日から開催されます。


「東北地方太平洋沖地震と大津波、福島第一原子力発電所の事故から4年7か月が経ちましたが、福島県だけではなく岩手県と宮城県沿岸部も決して大震災後ではなく大震災真只中です。佛教における「悲願に生きる」とは一切衆生の成佛を願い、全ての生きとし生けるものに対する慈しみと悲しみの想いを表す行を実践することにあると存じます。被災者全員が大地震前の日常を取り戻されるまでには未だ道半ばです。引き続き、被災者の哀しみに心を寄り添う想いを表すべく、11月25日(水)~11月29日(日)に第10回「悲願会」と称し、法要、コンサート、慈悲市(バザー)、美術作品の展示、茶会などを執り行います。

 皆様方からの浄財は現地で被災者支援をされている団体に寄付いたします。ご友人・知人をお誘いになられ、多数の皆様方が被災者に心を重ねる想いを表して下さいますよう、ご参加をお待ち申し上げております。合掌」

                              法然院 貫主 梶田真章






2015/11/22

文楽

久しぶりの国立文楽劇場



お目当ては「玉藻前曦袂」
天竺・唐土・日本の三国に渡った金毛九尾の妖狐の伝説。
古くからケレン物として人気があったものの通しで公演されるのは長くなかったという。
平安京に飛来した金毛九尾の狐が寵妃玉藻前を食い殺してなりすまし、国家滅亡を企てるという大スペクタル。
絶世の美女が一瞬で妖狐の顔に変わる驚きと面白さ。
そして最後の段では七変化で踊りまくる楽しさ、華やかさ。
イヤホーンガイドで宝塚レビュー、ラインダンスと表現していたのがぴったり!

いやあ、楽しかった〜 


2015/11/18

中野亘陶展 法然院



中野亘さんの京都・法然院での陶展
この写真は窯の中の姿だろうか〜
冬の法然院で静かに出会いたい。 

2015年12月8日〜13日 朝10時〜夕5時
法然院南書院

2015/11/13

KOLKATA ROLL結成の日

エレキ・シタールとベースとパーカッションのバンドによるROCK!
北インド古典音楽の奏者としての長い活動の原点がバンドにあることを語り、
実はこれがやりたかったんだ~と言う井上憲司。    

それもベースの山田晴三、パーカッションの中村岳という最強の仲間と出会えたからだと言う。

全てが井上憲司のオリジナル作品。
いやあ〜すごくカッコよかった!
インド音楽のエッセンスがぎゅっと詰まったどこにもない音楽にたちまち虜になる。
バンドの旗揚げに立ち会えて幸せと誰もが言う。

KOLKATA ROLLのこれから・・・



2015/11/02

南インド古典舞踊の舞台に

大津市伝統芸能会館の能舞台での南インド古典舞踊を秋晴れの日に見に行く。
少し肌寒いくらい。
紅葉の始まった木々に囲まれた会館に着く。


共にC.V.チャンドラ・シェカー師に師事する巽知史&幸恵さんそして福田麻紀さんの舞踊は、端正で美しい。
動きの一瞬、一瞬に魅入られてしまう。





2015/10/27

KOLKATA ROLL

今年3月から隔月でお送りしてきた、
Sitar井上憲司さんのシリーズもいよいよ今年最後、5回目を迎える。
北インド古典音楽から津軽三味線とのコラボ、そして三味線と舞踏とのコラボに続いて、
エレキ・シタールを携えてベースの山田晴三さんとパーカッションの中村岳さんという
最強の共演者を得てのLIVE。
全プログラムが井上憲司さんのオリジナル曲。

これまで数回のリハーサルを重ね、
ぐんぐん過激に、そしておもしろさが増していくのを聴いてきた。 
インド音楽のエッセンスが凝縮された、どこにもないエキサイティングで 神秘的な音楽。

 山田晴三さんと中村岳さんがすごくいい味を出している〜さすがだなあ。
ワクワクする瞬間、どうぞご一緒に!
2015年11月8日(日)
15:30開場  16:00開演

出演
Sitar/ 井上憲司
Bass/山田晴三
Percussion/中村岳




チラシの為の撮影中、素敵な笑顔の三人です。







松井智恵さんのフォーレ

ソプラノ松井智恵さんの全プログラム、フォーレの歌曲のコンサートは
深い感動に包まれて、音が消えても誰一人動く人がいなかった。 

ひとつひとつの歌に込められた詩が表すもの、
レクイエムに代表されるフォーレの美しい旋律を松井智恵さんはどこまでも美しく伸びやかな声で、情感豊かに歌う。
いつの間にか涙が溢れる

中野亘さんの器に蝋燭が灯されて、まるで川の流れのよう〜






2015/10/24

狭間美帆さんが

狭間美帆さんが高槻に来る!という情報が入ったのでこれは聞きのがしてはならないと、
ライブハウスBiRDに出掛ける。

山下洋輔さんの曲をみごとに編曲する華麗な技には何度も感動してきたが、
今やアメリカに本拠地を移す彼女の演奏を聴く機会はなかなかない。
この日はヴァイオリンの牧山純子さんと狭間美帆さんのピアノのデュオ。
しかもライブ&トークなので、二人のざっくばらんなおしゃべりも混じって楽しかった!

それぞれのオリジナル曲がやはり圧巻。
若い、そして美しいお二人のこれからの活躍が本当に楽しみ。




2015/10/23

中野亘 陶展

いよいよ本日から「中野亘 陶展」が始まった。
STUDIO73に足を一歩踏み入れた途端、「ああ〜」という感嘆の声が上がるほど
素晴らしい空間が出来上がっていた。
あと2日間、どうか見に来て下さい。



2015/10/03

中野亘 陶展と松井智惠 フォーレを歌う

陶芸家、中野亘さんの陶展がSTUDIO73にて開催される。
いつも身近に置いておきたい愛らしい陶器の数々・・・
三日間だけの素敵な出会い。

 中野亘 陶展
2015年10月23日(金)・24日(土)・25日(日)
10:00~18:00

入場無料

そしてその中で、
ソプラノの松井智惠さんのコンサートが開かれる。

松井智惠 Sopranoフォーレを歌う
10月24日(土)18:00開演

ピアノ:西村由紀子


フォーレばかりという珍しいプログラム。
澄み渡る歌声がSTUDIO73で美しく響く。

 この二人のパフォーマンスのテーマは       
「祈りの形姿」 (かたち)
 



 存在しないものへの願望はおそらく音楽の領域に属するものなのだろう~フォーレ



               

2015/09/30

歌姫、ロベルタ・マメリ

バロックの歌姫、ロベルタ・マメリのコンサートは
圧倒的な歌の力、美しさを感じさせる素晴らしいものだった。
 
ソング・コレクションと題したプログラムで、
特に ヴィラ・ロボス、ピアソラに強く引きつけられた。


終演後のつのだたかしさんとのサイン会で素敵な笑顔を送ってくれる。
なんてチャーミングなんだろう!

2015/09/29

獣貝草虫の博物誌Ⅱ

河野甲・革造形の世界〜
京都・若王子倶楽部 左右にて





2015/09/21

金子飛鳥とヤヒロ・トモヒロとGAIA CUATRO

GAIA CUATRO JAPAN TOUR 2015
今年もまた西宮市プレラホールにGAIA CUATRO登場。
このバンドの魅力を一言で表すのは難しい。
ヨーロッパでは賞賛と愛着から「ガイアミュージック」と称されるように
どこにもないアルゼンチンと日本の混成バンド、彼等だけの音楽だ。
思わず踊り出したくなるような楽しさ、それでいて洗練された演奏。

 もしまだ一度も聞いたことがなければ、是非ガイアミュージックの中に飛び込んで欲しい。




 2015年9月25日(金)19:00start
西宮市プレラホール
料金:前売¥4,000 当日¥4500

2015/09/19

第50回 ときわ寄席

とうとう50回目を迎えるSTUDIO73での「ときわ寄席」
こんなに長く続くなんて、すごい!
森乃福郎さんを囲む仲間達の温かい支援の賜物だろう。 
その温かい雰囲気の中で、笑いに包まれる愉快な時間。


寄席の余韻の中で頂く茶道の先生が手早く点てられるお薄茶がことのほか美味しい。



2015/09/17

ロベルタ・マメリ〜つのだたかしのギターと共に唄う

素晴らしいバロックの歌姫、ロベルタ・マメリ
今回はソング・コレクションと題して、新しい歌を唄う。

ヴィラ・ロボス
ピアソラ
グラナドス
ソル
モンポウ
武満徹

つのだたかしのギターと共に

素敵な夜になるだろうなあ〜

9月29日(火)19:00開演
大阪・フェニックスホールにて


山田晴三さん還暦LIVE!

京都「拾得」にて開催された山田晴三さん還暦LIVE
数多くのミュージシャンが次々と晴三さんと共にステージに上がり、
熱く楽しい演奏を繰り広げた。
晴三さんというベーシストを心から愛する人たちの思いがステージに現れていた。
今や日本を、いや世界を代表するミュージシャンばかり〜晴三さんが長く一緒に音楽を創り上げてきた人たち。
幸せの熱気に包まれて、満員の聴衆もみな最高の笑顔。
音楽の楽しさの原点を再確認した夜だった。

晴三さん、還暦おめでとう〜!
そしてありがとう〜!! 
赤いハンチングがとっても似合っていたよ。
これからももっと楽しみにしています。





2015/09/06

晴三さん

ベーシスト山田晴三さんの還暦を祝うLIVEが京都で開催される。
私も長いおつき合いとなった、いつも穏やかな微笑みと見事な演奏で包み込んでくれる人。
もちろん、参加しよう!
おめでとう〜晴三さん!!
ますます素敵なベースを聴かせてね。




2015/08/23

邦楽の未来へ

第20回全国学生邦楽フェスティバル2日目は
「大合奏講習」

その前に日本を代表する魅力的な二人の奏者の座談会が開かれる。
題して「道山としんごの談話室」



優しく学生達に語りかける尺八の藤原道山さんと箏・三絃の池上眞吾さん。
いくつかの大切さを語る。
体感することの大切さ、音楽に余韻を感じる大切さ、そして人に気遣いする大切さ・・・
今は分からないかも知れないけれど、いつか気付く時が来るよ、とも。 





楽器ごとに分かれての講習
箏の講師は野澤潤子さん〜優れた奏者は実に的確な指導をされる。



尺八は藤原道山さん
今回のこの講習の為に箏・十七絃・三・尺八による
「景-kei-」和楽器のための3つの風景を作曲された。


 


最後に全員で舞台に上がって大合奏
この日のことをいつか思い出して何か気付いてくれるかな〜?

2015/08/15

重森三果さんと栗太郎さんと

北インド古典音楽の神髄を感じさせるシタール奏者、井上憲司さんが隔月でSTUDIO73でコンサートを開催していますが、 今回は古典とは離れ、これまでとは全く異なる意外な組み合わせ、舞踏と三味線とシタールによるコラボレーションです。題して「一期一会」
舞踏の栗太郎は、舞踏の創始者である土方巽の直系の流れを受け継ぐ舞踏家。




三味線の重森三果は、新内の家元「新内志賀」として舞踊会や演奏会で素晴らしい活躍を繰り広げ、 本名の「重森三果」としては和楽アーティストとして様々な表現活動をおこなっています。



それぞれの分野の第一線で活躍の三人による「一期一会」、どんな舞台になるのでしょう、
きっと私たちを不思議な世界、異空間に誘ってくれることでしょう~
さあ、あなたも是非ご一緒に!




       

2015/08/11

第20回 全国学生邦楽フェスティバル

「集まりましょう、楽しみましょう」の呼びかけのもと、
全国から邦楽を楽しむ大学生達が京都に集い、交流する3日間。
とうとう20回という節目を迎えた。

このフェスティバルを主催する全国学生邦楽フェスティバル実行委員会の委員長、邦楽普及団体「えん」の代表、伊藤和子さんとの繋がりから私も第3回から「えん」のひとりとして関わってきている。
暑い京都の夏〜






8月21日(金)17:00〜「前夜祭」デモンストレーションコンサート
 会場:ゼスト御池

8月22日(土) 13:00〜15:40「大合奏講習会」
  会場:京都府立文化芸術会館
  尺八の藤原道山さんに委嘱した作品「景-kei-」〜和楽器のための3つの風景〜
箏、十七絃、三絃、尺八の基本的な演奏法から曲の演奏の仕方、合奏の仕方まで〜藤原道山さんの講習とは何と魅力的なことだろう。

 8月22日(土) 18:40〜20:40「邦楽鑑賞会」
  会場:京都府立文化芸術会館
一流の演奏を聴くことーそれは学生達にとっては何よりも素晴らしい体験ではないだろうか。
 
池上眞吾/箏・三絃
伊藤志野/柳川三味線
梅辻理恵//柳川三味線
香田律子/箏
野澤潤子/箏
林美恵子/柳川三味線
林美音子/箏・柳川三味線
藤原道山/尺八


8月23日 (日)10:30〜16:40「若者による邦楽コンサート」
会場:京都府立文化芸術会館
全国から集まった学生たちの熱演が一日中繰り広げられる。ここから新たな交流が始まり、大学を卒業しても続いているらしい、邦楽の未来には明るい日差しが・・・


2015/07/06

佐藤允彦さん

1999年から2004年にかけて開催した「佐藤允彦ライヴ・イン高槻」は「佐藤允彦を聴く会」の佐藤さんのピアノを深く愛する人たちとの温かい交流の中で生まれ、続いたシリーズだった。
ここでしか聴くことができないからと東京からも多くの方が来て下さっただけでなく、力強く応援もして下さった。

佐藤允彦さんがSTUDIO73のピアノ、グロトリアンをとても気に入って下さって、
ピアノからさまざまなアイデアやインスピレーションを引き出される様子に私たちは驚愕したものだった。
今も佐藤さんの情報は聴く会のメンバーから届く。





これはスリランカのシタール奏者とのデュオのアルバム
なんて素敵だろう〜
見事にシタールを引き立たせ、のびやかに佐藤さんの音楽がそこに在った。



2015/06/27

公開リハーサル

本番2週間前の今日、公開リハーサルが行われた。


当日、さまざまなお手伝いをする「高瀬佳子を聴く会」のメンバー達が集まって聴く。
映像も撮って多方面からチェックも。
本番通りのプログラム
「曲目は子供の頃から親しんできた モーツァルトのソナタ、私のミュンヘン留学のきっかけとなったベートーヴェン「熱情」ソナタ、ショパンの傑作であ る「葬送行進曲」付きのソナタ、ロシアの作曲家メトネルの魅力溢れる作品、そして十河陽一の「春ふたたび」を平和への願いと希望をこめて演奏したいと思 います。 」

高瀬佳子ピアノリサイタル
7月11日(土)午後2時開演
兵庫県立芸術文化センター小ホール


2015/06/21

作庭家 重森三玲

三味線の重森三果さんと宝塚のお寺での公演でご一緒した折にお寺にあり、見せて頂いた「重森三玲の作品集」。
重森三玲は三果さんのお祖父さま。
彼が作ったお庭のいくつかはこれまでも見る機会があったが、
こうして作品集として多くの写真と解説を読むと、改めてじっくりと鑑賞したくなった。

それに偶然、最近NHKの「日曜美術館」で取り上げられ、重森三玲の庭を造るさまざまな視点が紹介され、ますます興味は高まる。



作品集を早速手に入れる。
永遠のモダンを求めつづけたアヴァンギャルド。

2015/06/20

JUGALBANDI ジュガルバンディ

シタール奏者井上憲司さんが今年は隔月でSTUDIO73で演奏されていますが、7月には北インドの2つの撥弦楽器、シタールとサロードによる「JUGALBANDI」をお送りします。
 

「JUGALBANDI」とはヒンディー語でデュエットという意味。

サロードは固い一本木(通常チークか紅木)をくりぬいた共鳴胴に羊の皮をかぶせ、指板は金属板が貼られ、フレットはありません。ココナッツや水牛角製の三角形のピックで演奏されます。
 

長くインドで修行を続けるサロード奏者、山本周司さんはUstad Amjad Ali Khan氏に師事。
実は山本周司さんは2003年以来の久しぶりの登場です。




二人にとっても久しぶりの共演。
JUGALBANDIはどんな展開を繰り広げるのでしょう~わくわくします。

異なる音色が絡みあいながらラーガ(旋律)を浮き彫りにし、
それをタブラの独特な響きとリズムが支えます。



2015年7月12日(日)
開場3:30p.m.   開演4:00p.m.
 

出演
シタール/ 井上憲司
サロード/山本周司
タブラ/クル・ブシャン・バルガヴァ


料金
前売券 ¥3,000 当日券 ¥3,500 学生¥2,000   

         


井上憲司さんのブログにも


2015/06/13

京都府庁旧本館 正庁

明治37年に建てられたルネサンス様式の煉瓦造り。
昭和46年まで京都府庁の本館として使われていたが、平成16年に国の重要文化財に指定されている。


その中の正庁は和風建築の中でも格式の高い折上小組格天井を持ち、多くの式典が行われてきたところ。
ここが広く催し会場として開放されていると聞いて、見学に行く。
赤い絨毯の格調高い雰囲気〜ここに相応しいコンサートができるかな〜



2015/06/11

ピアニスト高瀬佳子さん

来る7月11日の兵庫県立芸術文化センター小ホールでのピアノリサイタルに向けて、
高瀬佳子さんからメッセージが寄せられました。

高瀬佳子ピアノリサイタル
~音の向こうに見えるもの~
 

今回は「音の向こうに見えるもの」という副題をつけさせていただきました。
私がピアノを続けてこられた理由は、音楽をとおして、なにか深遠な世界や重みのある人生を垣間見せてくれるような、素晴らしい音楽家と出会えたからなのだと思います。聴こえるものは音なのですが、そこには作曲家の様々な思いと共に、音の向こうに、言葉にはできない心ふるわされる世界があると信じさせてもらった体験があるからです。
私自身はとても不器用で非力なの に、音楽にそのようなものをいつも求め続けてしまう、いつかそのような世界を表現できたらと願い続けてピアノに向かっているような気がします。
 

曲目は子供の頃から親しんできたモーツァルトのソナタ、私のミュンヘン留学のきっかけとなったベートーヴェン「熱情」ソナタ、ショパンの傑作であ る「葬送行進曲」付きのソナタ、ロシアの作曲家メトネルの魅力溢れる作品、そして十河陽一の「春ふたたび」を平和への願いと希望をこめて演奏したいと思います。 

兵庫県立芸術文化センターは、私もいつかここでリサイタルをしてみたいと思っておりました、今や音楽家やクラシックファンにも大人気のホールです。西宮市にありますが、大阪や京都の方は、たとえば阪急の十三駅から神戸線で特急に乗れば11分で着く西宮北口駅で降り、駅から連絡通路で直結している、大変行きやすい場所です。
 

私自身の個人的な節目の年に、そしてなんと偶然、私が尊敬していた指揮者、故チェリビダッケ氏の誕生日にその念願がかない、『高瀬佳子を 聴く会』という常に私の演奏活動を支えていただいている団体の大きなご 協力のもと、幸せな気持ちで開催させていただきます。いつも温かな気持ちで支えてくださる皆様に感謝しながら、今の自分にできる精一杯の表現をしたいと思っております。
お忙しい中、誠に恐縮ですが、ご来聴いただければ大変嬉しく思います。(高瀬佳子)



一人でも多くの方に聴いて頂ければと思います。
私も受付のお手伝いをしていますので、見かけられたらお声を掛けて下さい!







 

2015/06/09

新内 重森三果さん

三味線の重森三果さんとシタールの井上憲司さんが舞踏とのコラボをすると聞いて宝塚の山奥のお寺、
万正寺に行く。
こんな山奥のお寺に人は集まるのかな〜と少し思っていたら、
時間になると次々と人がやって来る。
まずは近所のお茶のお師匠さんが点てて下さる薄茶を頂く。
お菓子はなんとお師匠さんの手作りの春の香りがたっぷりのヨモギ餅。
何てとろけるように、美味しいのだろう!




ほっこりしたところで音楽が奏でられ、
栗太郎さんと徳阿礼さんの舞踏が始まる。
土着の踊りと言ったらいいのだろうか、何となくおかしくて楽しい。

重森三果さんと井上憲司さんの音楽も自然に響き合って、気持ちいい〜
のどかな山の風景と音楽が見事に溶けあっていた。



2015/05/19

春宵

5月29日に演奏される北インド古典音楽のタイトルは「春宵」。
もう夏に近いのに、どうして「春」なのだろう〜と漠然と思っていたが、
このタイトルを考えたシタール奏者の井上憲司さんが、
「この頃は気温が高くなってきて、ようやくコルカタの春のムードになってきた」
と最近話されるのを聞いて、
ああ〜そうか、北インド古典音楽は演奏する季節や気温や時間をとても大切にする音楽。
どんなラーガを演奏するかを選ぶのは、
インドでの季節や気温の体感を基準にされるのだなあと改めて知り、はっとした。

日本とインドは同じ季節ではないが、 
奏でられる音楽は私たちにその空気感を味わわせてくれる。



2015/05/07

C.V.チャンドラシェーカー師

琵琶湖の畔の大津市民会館で開かれたインド古典舞踊


東インド古典舞踊「オリッシー」を踊るラフール・アチャリャさんの若々しい美しさ。
そして圧巻は南インド古典舞踊「バラタナティヤム」を踊るC.V.チャンドラシェーカー師の息をのむ素晴らしさ。手や足や目の動きで時には話しかけるように、時には激しい動きで物語りを語る〜その表情の豊かさ。
80歳でこれほどまで人の心を打つ踊りができるなんて、どんなに厳しい鍛錬をされているのだろうという思いになる。
この舞台を見ることができて、本当に幸せだった。


終演後、にこやかに観客の祝福に応えられるC.V.チャンドラシェーカー師

舞踊の前に北インド古典音楽を演奏したタブラの上坂朋也くんとの2ショット
若い日本人のインド音楽奏者たちに温かいエールを送られていた。



尊敬するC.V.チャンドラシェーカー師と同じ舞台で踊ることが出来て、感無量の福田麻紀さん。
彼女の踊りは愛らしくて素敵だった!