2015/05/19

春宵

5月29日に演奏される北インド古典音楽のタイトルは「春宵」。
もう夏に近いのに、どうして「春」なのだろう〜と漠然と思っていたが、
このタイトルを考えたシタール奏者の井上憲司さんが、
「この頃は気温が高くなってきて、ようやくコルカタの春のムードになってきた」
と最近話されるのを聞いて、
ああ〜そうか、北インド古典音楽は演奏する季節や気温や時間をとても大切にする音楽。
どんなラーガを演奏するかを選ぶのは、
インドでの季節や気温の体感を基準にされるのだなあと改めて知り、はっとした。

日本とインドは同じ季節ではないが、 
奏でられる音楽は私たちにその空気感を味わわせてくれる。



2015/05/07

C.V.チャンドラシェーカー師

琵琶湖の畔の大津市民会館で開かれたインド古典舞踊


東インド古典舞踊「オリッシー」を踊るラフール・アチャリャさんの若々しい美しさ。
そして圧巻は南インド古典舞踊「バラタナティヤム」を踊るC.V.チャンドラシェーカー師の息をのむ素晴らしさ。手や足や目の動きで時には話しかけるように、時には激しい動きで物語りを語る〜その表情の豊かさ。
80歳でこれほどまで人の心を打つ踊りができるなんて、どんなに厳しい鍛錬をされているのだろうという思いになる。
この舞台を見ることができて、本当に幸せだった。


終演後、にこやかに観客の祝福に応えられるC.V.チャンドラシェーカー師

舞踊の前に北インド古典音楽を演奏したタブラの上坂朋也くんとの2ショット
若い日本人のインド音楽奏者たちに温かいエールを送られていた。



尊敬するC.V.チャンドラシェーカー師と同じ舞台で踊ることが出来て、感無量の福田麻紀さん。
彼女の踊りは愛らしくて素敵だった!



2015/05/05

第9回 悲願会

〜一切衆生の成佛を信じ、被災者の悲しみに寄り添い、被災地の復興に関わる決意を表し、各々が今後の生き方や社会のしくみ作りについて考える5日間〜

京都・法然院で1年に2回開催されるこの集いに今年も参加できるありがたさ。


今日は子どもの日、日差しも吹く風も優しい。

 子どもの日に因んで、子ども達も日頃の練習の成果を披露。
「たぬきの与一」〜たぬきの耳を被って・・・

 尺八3人「風童」の息の合った演奏はさすが!

本堂では、ウード奏者の常味裕司さんがシリアやイラクの曲を演奏。
STUDIO73でも何度か出演して頂いたけれど、
久しぶりに聴く常味さんの音はやはりとても優しい〜
楽屋で近況を語り合い、しみじみと・・・。


 終演後、木漏れ日が美しい。


2015/05/04

中眞希子&米村鈴笙 DUOコンサート

昨年の開催で好評だった「中眞希子&米村鈴笙 DUOコンサート」が今年もSTUDIO73で行われる。
箏と尺八〜二人の心の調べはどう響くのだろう〜

5月31日(日)15:00開演

Program
風の歌   沢井忠夫作曲
讃歌     沢井忠夫作曲
上弦の曲  沢井忠夫作曲
想     太田潤作曲
胡桃の森で 池上眞吾作曲 

 

高瀬佳子ピアノリサイタル

音の向こうに見えるもの〜と題されたピアノリサイタルが兵庫県立芸術文化センター小ホールにて開催される。
3月のSTUDIO73でのコンサートでも彼女の演奏は素晴らしかったが、
芸術文化センターの響きの中で聴くのもとても楽しみだ。

魅力的なプログラムが並ぶ。

モーツアルト:ソナタ 第12番K.332
ショパン:ソナタ 第2番 Op35
十河陽一:春ふたたび〜麻田浩の思い出に捧げる〜
ベートーヴェン:ソナタ第23番「熱情」Op.57
メトネル:2つのおとぎ話Op.20
     忘れられた調べ 第1集より祝祭の舞曲 Op.38-3




STUDIO73でもチケットを取り扱い中。