6月29日午後5時、静かに低い音でラーガが始まる。
雨のラーガにはいくつかの種類があるそうだが、
その中でも雨季の夜に演奏される代表的なラーガの一つ、「Miyan Malhar」。
シタールソロの悲しいまでの美しさ〜
微分音の不思議な美しさ
満員に近いお客さまが静かに聴き入る姿にも心打たれ、幸せな時間を過ごす。
後半の若いタブラ奏者、上坂朋也さんの楽しげな表情に思わずこちらも笑みがこぼれる。
20年を越えて聴き続けてきた井上憲司さんの渾身の演奏にSTUDIO73は深い感動に包まれた。
終わって、次の季節のラーガを聴きたというお客さまの声に
秋にまた来ますと・・・