2017/05/31

STUDIO73アーカイブvol.249松井智恵ふたつの素描的コンサート

<vol.249>
2009.4.20~26




中野亘陶展
「祈りの形姿」

ものを作り、歌をうたう。
人の営みすべてに祈りがある。
その永々の時の断片かけらから
祈りの形姿がたちあがる。

・・・・・・・陶展の中で二つのコンサートを開きました。

STUDIO73 CONCERT FINALE
2009年、STUDIO73をオープンしてから29年経ったこの年にプロデュース公演を終えることになり、1年間STUDIO73 CONCERT FINALEと銘打って特に深い繋がりのある奏者の方々に演奏して頂きました。

「ふたつの素描的コンサート」
<第一夜>中世の音の断片から
 

2009.4.24
ソプラノ/松井智恵
ソプラノサックス・フルート・竹笛・木の笛・石笛/山本公成
 

スピリチュアルで独自の世界を持ち続ける希有なアーティスト。サックスの金属を感じさせない、やわらかな奏法、自作の竹の倍音笛、アメリカ先住民の笛、リトアニアの笛などで地球の息吹きを感じ、くり返し繋がる命の響きを伝える。その音楽は聴くものにひかりと深い喜びを伝える。

二人の即興による演奏は不思議で心地よい世界を創り上げていました。

<第二夜>カタロニアの現代の作曲家、モンポウの光と影
2009.4.25
ソプラノ/松井智恵
ピアノ/上原奈未
 

1週間の陶展を通じて祈りの形姿を観てきた私たちには、
スペイン・カタロニア地方の作曲家モンポウのカタロニアの光と影を想像させる世界は中野さんの作品にも通じるものを感じました。