昔は「大山崎山荘」の名前で親しまれていた、現在の「大山崎山荘美術館」に行く。
JR山崎駅から急な坂を上ること10分。
天王山の中腹にある、大正から昭和にかけて建てられたこの洋館は随所に魅力溢れた意匠で、
建物の中を歩くだけでも楽しい。
今日は野口哲哉展を観るために訪れる。解説によると、
「1980年生まれの野口哲哉は、樹脂やプラスチックなど、現代的な素材を駆使して古びた姿の鎧武者を造形し、それらの織りなす嘘とも現実ともつかない魅力的な世界観を構築する美術家」
甲冑の緻密さと同時にサムライ達のまるでそんな風だったろうなと思わせる人間臭さ。
そこに漂う哀愁と滑稽さ。
いや、もう可笑しすぎる!楽しすぎる!
帰り道、庭の新緑が美しい。