2011/07/11

GROTRIAN その2 パートナーは

GROTRIANを守る調律師のこと

ピアノコンサートの場合、準備をするのは私たちスタッフの仕事だけど、本番の成功を左右するのは調律師の技。
「さあ、あとは任せます!」と調律師の稲本義信さんに全てを委ねる。
STUDIO73のような小さなホールではその日の気温、湿度に大きく影響される。
まるで生き物のようなピアノの微妙な調整をして下さる、本当に頼りになるパートナー。

1985年9月、ジャズピアニストの山下洋輔さんが初めてSTUDIO73でピアノを弾いた時が稲本義信さんのSTUDIO73での初仕事〜あれからもう随分長い月日が経った。

調律を終えた後もリハーサルに立ち会い、ピアニストの細かい要求に応えて調整をする。
そして本番の間は客席の最後尾や音響席でじっとピアノの音に耳を澄ましている。
時には休憩時に調律に入ることも・・・

こうして、多くのピアニストから信頼され、
ピアニストは心ゆくまでピアノに向かい素晴らしい演奏を生み出す〜

大事な、大事な私たちのパートナー。
というか、もうすっかり兄弟のような間柄?



仕事中の稲本義信さん